読んではいけない
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様

仕事をしなければいけないのに
イエス小池『漫画家アシスタント物語』(マガジン・マガジン)
なんて奇書に手を出してしまった。
ジョージ秋山プロの52歳のスタッフがつづる
「自分はいかにして漫画家になれなかったのか」という血のにじむようにイタイ記録。
これを読んでいると、漫画家になることが宝くじ一等を三回連続で当てるくらい
至難の技に思えてくる。
一般読者に面白いと言われる作品を描くことが宇宙にロケットを飛ばすほどの
大事業にみえる。
漫画家も作家も結局は似たような商売だから
他人事とは思えず読みすすめるうちに
自分がこうして作家面して生活しているのがウソのような気がして
ますます仕事が手につかなくなった。
いまプロでやっている私もこうなのだから、
これから本気で漫画家や作家を目指す人は決して読んではいけない。
関連記事
-
-
『恋するソマリア』装丁公開
ついに1月26日刊行の『恋するソマリア』(集英社)がAmazonでもカバーと詳細情報がアップされ
-
-
携帯電話が故障中&ここ数年でベストのサッカー本
携帯電話が帰国直後に突然壊れてしまった。 いつもなら慌てて修理に走るところだが、これまで2ヶ月
-
-
鍵は辺境にある!らしい
すごい本が出たものである。 内田樹『日本辺境論』(新潮新書)。 「日本人とは何ものか? 鍵は『辺境
-
-
連投初戦で同志発見?!
先週の木曜日から月曜(昨日)まで、5日間で4回の飲み会。 しかもほぼ全てが深酒。 まるで昔の稲尾
-
-
怪獣奇書、出版したい人は手をあげて!
昨日、トルコの怪獣についての奇書を紹介したら 「その本が読みたい」というコメントがあった。 私も実は
-
-
このくだらない本がすごい!
正月早々、高橋秀実『はい、泳げません』(新潮社、現在は文庫も出ている)を再読。 超カナヅチの秀実さ
-
-
ヴォイニッチ写本の謎
エンタメノンフフェアで買い込んだ本を読んでいて仕事にならない。 佐藤あつ子『もう一度会いたい 思い
-
-
出発前のわやくちゃ状態に突入
いつも海外旅に出発前2週間を切るとにはわやくちゃ状態になる。 今回ももうとっくにそれが始まっている
-
-
吾妻ひでおがもたらした超有用情報
吾妻ひでおの『疾走日記2 アル中病棟』(イースト・プレス)を読んだ。こんな細かい漫画を8年も書き続け



Comment
AGENT: DoCoMo/2.0 SO702i(c100;TB;W24H12)
なんだか気が遠くなりそうですね。というか、なりました。小説の書き方が分からなくて困ってる私には、ジュウロクモンキックなんて恐ろしいものを30回くらった感じです……名前しか知りませんが、未知の恐ろしさということで。