*

怪獣ノノゴン、上智に現る!

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


「探検業界の寅さん」「永遠の日雇い青年」こと野々山富雄氏が
上智大学の対談ゲストに登場。
かつて一緒にコンゴに行き、ともに一度も就職することなく完全フリー街道を突っ走ってきた私たちが、
由緒ある大学の教室で学生を前に「焼畑」とか「サルのマスターベーションの真実」とかいうバカ話(下ネタ?)をする日がくるとは思わず、
感慨に浸ってしまった。
もっとも学生のほうは野々山さんが何を考えて今まで生きてきたのかわからず、
途方にくれたにちがいない。
でもそれは仕方ないのだ。
ずっと身近に接してきた私にもわからないのだから。
ただ、女子でひとり、夏休みにアフリカでコレラにかかって入院し、
今日からやっと授業に出られるようになったという強者がいて、
ノノさんに「春休みに怪獣を探しに行きたいですが、どこがいいですか?」と質問していた。
目指せ、女ノノさん!
(写真:コンゴのテレ湖で燻製のサルを得意気にかかげるノノさん)

関連記事

no image

ペルシア猫を誰も知らない

イランのクルド人監督バフマン・ゴバディの『ペルシア猫を誰も知らない』を渋谷ユーロスペースで見た。

記事を読む

no image

まだやる気なのか?

集英社に行き、ムベンベ映画化を目論む映画監督アベ・ユーイチ氏とプロデューサーでネルケピクチャーズ役員

記事を読む

no image

なぜか東金経由アフリカ行き

言い忘れていたが、出発は二日遅れて、今日になっていた。 ところが突然、千葉の東金に現地の事情をよく知

記事を読む

no image

スリランカ人しかいない焼肉屋

探検部の後輩たち数人と渋谷のラブホ街の真ん中にある焼肉屋に行く。 裏情報誌「裏モノジャパン」の編集長

記事を読む

no image

怪談実話系7で「神隠し」

『怪談実話系』というシリーズをご存じだろうか。 実話という建前で、でもフィクションも交えた「怖い話

記事を読む

no image

高島先生の新刊

高島俊男先生が新刊を送ってくださった。 早速読んでみたが、これもまた名著です。

記事を読む

no image

ima Somaliland desu

Somaliland no shuto Hargaysa ni iru. hoteru no net

記事を読む

no image

テレビ、週刊誌

 週刊Aよりある本の書評をしてほしいと頼まれるが、実はすでに全く同じ本を週刊Bから頼まれていたので、

記事を読む

no image

アホは伝染する

「みらぶ~」命名者の仲野徹先生がイギリスの科学誌「ネイチャー」に論文を発表されたと新聞記事で読んだ。

記事を読む

no image

ユニクロ・ニューヨーク店

ユニクロ・ニューヨーク店のフリーペーパーに、 私のエッセイが載ったと風の噂に聞いた。 編集者から何も

記事を読む

Comment

  1. arroyo より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/525.19 (KHTML, like Gecko) Chrome/0.4.154.25 Safari/525.19
    こんにちは、TBSストリームの「コラムの花道」
    聴きました!
    高野さん自身の紹介のほんのさわりといった感じで
    ファンとしては「え?これだけ?」と思ってしまいました。
    このブログで何も触れていらっしゃらないですが、
    裏話などあれば書いてくださいね。
    また登場していただけるのを楽しみにしています。
    「メモリークエスト」でインドのカシミール編を投稿した小川でした。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑