ちづかマップ
公開日:
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
ふとしたきっかけで、衿沢世衣子の「ちづかマップ」(太田出版)というマンガを読む。
昔の知り合いだが今は居場所がわからない人や、昔どこかの店で見かけた絵など、他人にとってはどうでもいいが自分にとっては今もひじょうに気になる人やモノを、本人に代わって探す
女の子の話。
…って、これ、「メモリークエスト」じゃん!
読みながら、メモリークエストの楽しさを思い出す。
残念ながらあまり評価はされなかったし、続編をやるという話も立ち消えになっているが。
☆ ☆ ☆
夜はビールのあと、白ワインを水のように飲みながら
「炎のジプシーブラス 地図にない国から」というドキュメンタリー映画のDVDを見る。
ルーマニアのド田舎に住むジプシーのミュージシャンたち(でも凄腕)が
ドイツ人に見出されて、世界的にメジャーになっていく様子を追ったもの。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の東欧版ともいえる。
音楽はすばらしい。
クストリッツァの名画「アンダーグラウンド」に使われていたのと同じ曲がいくつも
演奏されていた。
てっきりノースモーキング・オーケストラのオリジナルと思っていたが、
東欧ジプシーの定番だったのか。
でも東欧のジプシー音楽はなんて心地よいんだろう。
気持ちよすぎて(酔っ払って)映画の途中で爆睡。
気づいたら明け方だった。
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