お礼申し上げます
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様
現在、チェンマイから北へ数十キロ行ったところにあるチェンダオという町のはずれにいる。
巨岩の塊のようなチェンダオ山のふもとで、ひじょうに静か。
夜はトッケーがさかんに啼き、また何かよくわからない獣の吠え声もする。
渋滞と排気ガスと喧噪のチェンマイから来ると別世界だ。
さて、講談社ノンフィクション賞受賞でたくさんの方からメールやコメントをいただいた。
実に多くの方々が「自分のことのように嬉しい」と言ってくださったのが驚きだった。
まったくありがたいことである。
すでに何人かの人に、メールで書いたが、私としてはやっと日の目を見たセミの気分であり、
セミのように日の目をみただけで満足してぽっくり行きそうだ。
そうでなくても、タイに来てから原稿を書くつもりだったのに一行も書いてないのだ。
明日からぜひ心を入れ替えて頑張るよう、今日はゆっくりと英気を養うこととしたい。
あらためてみなさん、ありがとうございました。
関連記事
-
-
インディアンの驚くべき小説
シャーマン・アレクシー『はみだしインディアンのホントにホントの物語』(小学館)という本を妻の本棚で
-
-
インドの怪魚ウモッカを探せ!
自分のなかではずっと前から決定していすぎてブログに書くのを忘れていた。 今年の12月中旬から来年の
-
-
どこまで行くのか、韓国
またしても竹島問題で関係が急速に悪化している日本と韓国だが、 私の本はゴンゴン出版されつづけている。
-
-
ユニクロ・ニューヨーク店
ユニクロ・ニューヨーク店のフリーペーパーに、 私のエッセイが載ったと風の噂に聞いた。 編集者から何も
-
-
室町クレージージャーニー
昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極めて独特な倫理観や世界観をお話
-
-
丸善ラゾーナ川崎店は伝説になる
今、丸善ラゾーナ川崎店でものすごいフェアをやっている。 その名も「君は高野秀行を知っているか」。 私
- PREV :
- 講談社ノンフィクション賞を受賞しました
- NEXT :
- R-40本屋さん大賞ノンフィクション・エッセイ部門で1位(改訂版)



Comment
私、1984年仏文科卒です。
先日、久しぶりに行ったらすっかり変わっていて、迷子になりそうでした。
雀荘だらけだったんですがねえ。
身体を張ったエンタメ系ノンフィクションを愉しませていただいています。
病気や怪我で大変なこともあるでしょうが、出会った人々を「友だち」にしてしまう凄腕は感銘の至り。
餃子話も期待しています。
頑張ってください。