月刊ランナーズ
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
なんと「月刊ランナーズ」というランニング専門誌の座談会に呼ばれてしまった。
ランナーでもないのに、いいのかと思ったが、面白そうなのでほいほい出かけてしまった。
テーマは「世界の大自然のなかを走るトレイルラン」というもの。
私のほかは、当然のように猛者。
ハワイの山を30時間以上寝ずに走る「100マイルレース」に出場した人と
7日も連続でアルプスを走る「トランスアルパイン」など世界中のトレイルに参加したり
撮影したりしている映像カメラマンのお二人。
お二人の話はすごく面白かったが、中でも「長時間不眠で走っていると幻覚を見るのが当たり前」という話が強烈だった。
カメラマンの人はジャングルの中で日本の道路によくあるオレンジのカーブミラーが
はっきりと見えたという。
詳しくは掲載号をご覧ください。
3月22日発売予定です。
関連記事
-
-
『アジア新聞屋台村』続編?
以前、アジア各国の新聞を発行しているエイジアンという不思議な新聞社で働いていたことがあり、その顛末を
-
-
オタクの底力を感じさせる『タイ・演歌の王国』
タイ女性と結婚し、バンコクに十数年暮らしている友人Aさんが、「高野さん、この本、すごく面白いよ
-
-
パキスタン航空おそるべし
6月23日売りの雑誌「TVBros」は、なぜか人気エアライン・ランキングが特集。 私も頼まれて、「機
-
-
mixiトークイベント終了
土曜日はワセダでmixi高野秀行コミュニティによるトークイベントに出席。 ゲストはカメラマンの森清。
-
-
ソマリランド飲酒紀行
昨日発売の週刊SPA!で私の「イスラム飲酒紀行 最終回」が掲載された。 最終回はソマリランド。 ソマ
-
-
サッカーファン強化合宿
高橋源一郎の小説『「悪」と戦う』(河出書房新社)を読む。 文学が成り立つ前提をとっぱらうというタカ
-
-
大野更紗ができるまで
火曜日、『困ってるひと』が発売されて初めて大野更紗さん宅を訪れた。 思えば、彼女から「何か書きたい
-
-
「アフリカにょろり旅」
今、発売されている「本の雑誌」(雨合羽潜水号)の連載(「高野秀行の辺境読書」)で、こんな本をとりあげ
- PREV :
- イスラム飲酒紀行・イスタンブール篇
- NEXT :
- 両国の暴走特急相撲
Comment
AGENT: DoCoMo/2.0 N05A(c100;TB;W24H16)
常行三昧、と言う修行が比叡山にあるそうで、本尊の周りを不眠不休で念仏しながら歩き続けるのだそうですけど、やはり幻覚を見るようで、ある時いつの間にか本尊も一緒に歩いていて、振り返って「遅いよ!」って言ったそうで(笑)