*

両国の暴走特急相撲

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

金曜日。午前中は六本木ヒルズに行き、J-WAVEの番組を収録。
web本の雑誌BOOKSTANDなる読書コーナーで、3月19日の23:00放送予定。
J-WAVEにはときどき行くが、いつもながら六本木ヒルズから見下ろす東京タワーや虎ノ門のあたりは
玩具の街のようでおもしろい。
      ☆         ☆          ☆
夕方は週刊ポストの座談会で、両国の獣肉料理店「ももんじや」へ。
「辺境座談会」と聞いていたが、言ってみれば「肉」がテーマだった。
メンバーは私のほかは、なんと内澤旬子と服部文祥の両氏。
服部さんは想像以上にテンションのい人で、初っぱなから飛ばしまくり
内澤副部長はいつものようにそれを正面から迎え撃つ。
とてもここには書けないような暴走特急のぶつかり合いを桟敷席から楽しく見物した。
ももんじやは、鹿肉の刺身は美味かったが、猪肉のすき焼きは醤油と砂糖の入れすぎで
味がよくわからなかった。
肉は肉の味をしっかり味わせてほしい。
いい肉を使っているようだったので残念。

関連記事

no image

「アドゥンはタイ人」さんご来場

上智大学の講義第2回。 ゲストであるタイの伝統音楽家アドゥンさんと大学の北門で待ち合わせていたのだ

記事を読む

no image

ナカキョーの文庫解説に感激

西芳照『サムライブルーの料理人』(白水社)を読む。 サッカー日本代表専属でワールドカップにも2回帯

記事を読む

no image

再結成?

携帯が鳴り、着信記録を見ると「公衆電話」。 いったい誰かと思ったら、探検部の後輩で、ワセダの三畳時代

記事を読む

no image

寿司と酒

久しぶりにスーダンの盲人留学生アブディンと会い、 珍しくイスラムの話など真面目な話をしたが、そのあと

記事を読む

no image

エイリアンの日々

このところすっかりオカルトづいているので 最近は地球上で生活している異星人に興味をもち、 そういう人

記事を読む

no image

奇跡のリンゴ

ブームが過ぎたベストセラーほど、読む気にならない本もない。 でも今は在庫一掃読書。 石川拓治『奇跡

記事を読む

no image

次は雪男ブームだ!

 相変わらずブータンブームは続いている。  おかげさまで、「みらぶ〜」も3刷になり、朝日新聞の書評欄

記事を読む

no image

高野秀行プロデュース第2弾! エンタメノンフ最終兵器登場。

もう高野本やこのブログの読者のみなさんにはお馴染みだと思うが、私の古い友人でスーダンから来た盲目の留

記事を読む

no image

ソマリ娘、二十歳の新春

正月に八王子の実家で振り袖を着たソマリ娘のサミラ。

記事を読む

no image

熟成

「クロワッサン」という雑誌が届いた。 『放っておいても明日は来る』(本の雑誌社)で著者インタビュー

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年10月
    « 3月    
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031  
PAGE TOP ↑