*

故郷再訪

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

実家に帰る用があったので、ちょっと気が向いて、
子どもの頃住んでいた家の辺りや遊び場にしていた場所を見に行った。
ほぼ二十年ぶりの「故郷再訪」だが、
あまりの変わりように息をのむ。
空き地や畑、田んぼは九割がた消滅し、
地形まるごと変わってしまい、何がなんだかわからない。
それでも片倉城址のように
30年前と何一つ変わっていない場所もある。
そして冬の午後の日差しは今も変わらない。
斜めに弱々しく差し込む光をみると、
「早く遊ばなきゃ…」と焦った日々が蘇る。
次はカメラを持ってもう一度行きたい。

関連記事

no image

『雪』断念

オルハン・パムク『雪』(藤原書店)を修行のように少しずつ読んできたが、 今日ついに断念。 小説自体が

記事を読む

no image

朝鮮名探偵

amazonはよく勝手にお勧めをしてくる。 特によくお勧めされるのは高野秀行の本だ。 私が人に配る

記事を読む

2014年のベスト本はもう決まった!!

昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。 今年最初に読

記事を読む

no image

映像をだらだら見れた!

久しぶりに会った年長の友人の勧めでtwitterを半年ぶりに再開した。 ブログとの棲み分けができるの

記事を読む

no image

こんなに素晴らしいところだったのか

現在ユーフラテス河(もしくはその支流)沿いに旅をしている。 前もいいところだとは思っていたが、

記事を読む

no image

古墳プレイ

集英社の財団主催の高校講演会、今年はなんと高野山高校に行ってきた。 校長先生は高位の僧侶で、話をする

記事を読む

no image

『神に頼って走れ!』見本とどく

『神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記』(集英社文庫) の見本がさきほど届いた。 すんごく派手

記事を読む

no image

人間失格+坊ちゃん=三畳記

「SPA!」のインタビュー記事「エッジな人々」が掲載される。 「見ましたよ、エッチな人々!」と何人か

記事を読む

no image

『「本の雑誌」炎の営業日誌』は「脳内三国志」だ!!

土曜日の夕方、昼寝をしていたら、杉江由次『「本の雑誌」炎の営業日誌』(無明舎出版)が届いた。 これは

記事を読む

no image

コンゴ・ジャーニー

友人の訃報があっても、日常は容赦なく動いている。       ☆       ☆       ☆

記事を読む

Comment

  1. じろう より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    はじめまして。
    うちの近所です!!嬉しくなりましたので・・つい。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年8月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
PAGE TOP ↑