イラン&スーダン
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
毎日日替わりで、いろんな国の話を現地出身者か現地をよく知る日本人の人たちに聞いている。
金曜日も風邪で身体がひじょうにだるかったが、
横浜でイラン出身のベリーダンサー、ミーナさんに会ってお話をうかがう。
お寿司が大好きだそうで築地のうまい寿司屋を紹介してもらう。
スーダンのアブディンも彼の友人のシリア人も寿司大好きだし、
中東の人はほんとに寿司好きの人が多い。
☆ ☆ ☆
そのまま新橋に移動し、今度はスーダンのダルフールから一時帰国している国連職員のNさんと、アスクル仲間であるKさんと一緒に飲む。
Nさんによれば、ダルフール紛争はスーダン南北紛争の代理戦争だということだ。
人の命はおそろしく軽く、携帯を貸してくれと言って断られてむかつくから殺したなんて
事件がふつうにあるという。
国連でも予算削減で現地スタッフを解雇すると、「おまえ、このままで済むと思うなよ」と
復讐を示唆されることがあるとか。
楽しかったのはいいが、調子に乗って飲み過ぎ、風邪が悪化してまたダウン。
関連記事
-
おすすめ文庫王国2012
本の雑誌の杉江さんと久しぶりに打ち合わせ。 私と杉江さんはとかく仲が良く、読書の好みもそっくりのよ
-
アフガンの謎を千葉で解く
火曜日、『アジア未知動物紀行』の最後の著者校正をやっていたら、 校正係から困った指摘を受けた。 アフ
-
生きている、というのは健康によくない
ツイッターで繰り返しぼやいているように、アフリカから帰国してからというもの、 仕事や雑務が山積してい
-
『誰も国境を知らない』
西牟田靖『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)の書評を 「北海道新聞」に書く。 新聞の書評は
-
有給の旅人たちとユーフラテス
明日からトルコとシリアへユーフラテス河を見に出かける。 来年、ユーフラテスをカヌーか筏か何かで下り
-
グラスワイン100円!! 超激安隠れ家アフリカレストラン「GOMASABA(ゴマサバ)」
以前、知り合った在日アフリカ人の二人が元浅草にレストランをオープンしたというので、 先週、『移
-
藤沢周平症候群にお悩みの方へ
前にも書いたが、長年私は深刻な藤沢周平症候群にかかっている。 この病気にかかると藤沢周平以外の時代
-
ひそやかに『謎の独立国家ソマリランド』完成
2月18日発売の新刊『謎の独立国家ソマリランド そして海賊国家プントランドと戦国南部ソマリア』(本の
Comment
AGENT: DoCoMo/2.0 N05A(c100;TB;W24H16)
イスラム教徒の人は、生魚や寿司は食べていいのでしょうか?たしか海老を食べてはいけない、と聞いたことがあります…