*

今度はUFO…

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

「未確認思考物隊」は毎週放映である。

しかも私はレギュラーで、毎回現場レポートに行かねばならない。
もちろんそのほかに大阪でスタジオ収録もある。
同時平行で第2回、第3回、第4回の放映分の取材打ち合わせや連絡をやっているから
毎日、いろんなディレクターやADの人、さらにチーフディレクターとプロデューサーからも
電話、FAX、メールがゴンゴンやってくる。
「今度のツチノコ・ロケなんですが…」
「次回、前世占いをやることになって…」
「UFOを目撃したという元JASの機長がいるんですが…」
「超能力のほう、取材先が1月は都合が悪いらしいんで、心霊を先にやることになりまして…」
こんなやりとりばっかりしている。
頭がどうかなりそうだ。
私はオカルトの人間じゃないのに。
で、先週末は大分の別府に飛び、元機長の土居さんという方にUFO目撃談を聞いた。
広島から大阪に向かう途中、巨大な光体が飛行機の前方を横切ったそうだ。
「他の元機長の方々でそういうものを見た人がいませんか?」
と訊ねたら、
「わからないけど、今度、OB会報で呼びかけてみます」とのこと。
おおっ、貴重な証言がこれからいくつも現れるかも!
と、すっかりオカルトの人になってしまっている私である。

関連記事

no image

アラジンは中国人だった!?

旅のトリビア「たびとり」はまったく反響がなかったが、懲りずに最近驚いたことを一つ。 山田和『インド

記事を読む

no image

ドリアン系の作家たち

私が中島義道先生や町田康の本を面白いと書いて、なんだか意外だったようだが、 ほんとうに両方とも好き

記事を読む

no image

最近の私の動向はこれだ!

最近、人に「今、何やってるの?」と言われることが多い。 たしかに、最近の私の動向は、自分でもわけがわ

記事を読む

no image

『「本の雑誌」炎の営業日誌』は「脳内三国志」だ!!

土曜日の夕方、昼寝をしていたら、杉江由次『「本の雑誌」炎の営業日誌』(無明舎出版)が届いた。 これは

記事を読む

no image

芥川賞受賞の衝撃作

あまりに評判がいいので、磯崎憲一郎『終の住処』(新潮社)を読んでみたら、 衝撃を受けた。 こ、これ

記事を読む

no image

ノビシロマン

水泳に行くと、仲間というか先輩の方々から「高野さんはいいね、ノビシロがいっぱいあるね」と言われる。

記事を読む

no image

時間がない…

金曜日は長野で、前々から頼まれていたコンゴ&トルコ上映会を行い、 一泊して東京に戻ったのは土曜の夕方

記事を読む

no image

急性アルコール分離症候群

昨日、帰国しました。 ソマリランド(&ソマリア)に行ったときはいつもそうなのだが、 だいたい毎日葉っ

記事を読む

no image

謎の独立国家ソマリランド大吟醸拾年古酒

仕事場にしている「辺境ドトール」は昭和の世界だ。 店長夫妻が常に店におり、私たち常連の客と交流

記事を読む

no image

幻のポスター

最近、出版社が新刊の文芸書のゲラを書店員の人たちに前もって配り、 感想をいただくということがよく行わ

記事を読む

Comment

  1. 二村 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    高野さんがこういった連絡等をこなしているかと
    思うと何やら感慨深いものがありますね。

  2. k.inoue より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.0.04506)
    今からドキドキしています。
    伝説の番組になりそうな・・・
    どうだかな・・・?
    ノノさんが特別ゲストで出演される予定はないのでしょうか?
    屋久島から中継でも良いんですけど・・・

  3. NYPD より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.01; Windows 98)
    先週、『アンビリバボー』というTV番組でツチノコの特集をやってました。
    ご覧になった人も多いと思いますが、その中で興味深かったのが、戦前に炭坑口の近くで土を掘り返していたところ、ツチノコが発見されたというもので、その写真と生育記録の一部が公開されていました。
    それを見て思ったのですが、長年に渡って捜索され続けているツチノコが未だ捕獲できないのは、根本的に探す場所が違うのではいかということです。
    『ツチノコ』はその形態が槌みたいに見えることから、昔は『野槌』などとも呼ばれていたそうですが、槌よりもむしろ土で、土中に生息してモグラのような
    生活をしているのではないかと思うのです。
    ですからして、高野さんが、再び『ツチノコ』探しに出られることがあれば、是非、シャベルやスコップを持って草むらを掘り起こしてみてください。
    それと、もうひとつ提案ですが、湖に棲むといわれるUMA探索の際には、ビデオカメラを装着したラジコンヘリコプターを使ってください。
    そうすれば、UMAが湖面に顔を出さなくても水面スレスレを遊泳する姿を捉えることができると思うのです。
    過去に幾度となく行われたTV番組のUMA探査は、いつも岸辺から見張るだけという能の無さに、どうしてそういう策を取らないのか歯痒く思っていますので宜しくお願いします。

  4. ma より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    今日高野さんを環八沿いでお見かけしましたよ。
    時々あの道を車で通るので、「高野さんがいたりして?そんな偶然ないよね」
    それがほんとに生高野さんがいらしたとは!
    こちらは運転中だったので、声をおかけすることができずに残念でした。
    稲城でサインしていただいた元妊婦でした。

k.inoue へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年12月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031  
PAGE TOP ↑