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ハルキとタマキ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


「本の雑誌」草むしり早弁号(5月号)が届く。
連載の辺境読書では今回は伊沢正名『くう・ねる・のぐそ』(山と渓谷社)を紹介しているほか、
「ディズニーランド探検記」というばかばかしいエッセイを載せている。
今月号の特集は「二〇〇九年、私のマル秘新作!」。
作家70人の今年の予定が一挙掲載されていて、「ほほう」と思う。
驚くことに村上春樹までちゃんと今年の出版予定を書いているのだが、
もっと驚いた、というか笑ったのは村上春樹と同じページに宮田珠己の予定も載っていること。
おお、我らがタマキングがついに世界のハルキと肩を並べた!と喜んでしまった。
素晴らしきはあいうえお順である。

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Comment

  1. ドトウ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB5; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727)
    「ディズニーランド探検記」爆笑させていただきました。
    ディズニーランドをあれだけよく言わないレポートは初めてです。
    しかも飲酒とは・・・笑
    憲兵に拉致されないことを祈ります。

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    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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