鬼のミイラと地震予知動物
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
「未確認思考物隊」の仕事は続く。
先週は大分県宇佐市にある「鬼のミイラ」(写真・右)と
「地震予知動物」の開発に情熱を燃やす麻布大学獣医学部の太田光明教授を訪ねる。
鬼のミイラは見てのとおり、「なんだかよくわからん」というのが正直な感想だが、
地震予知動物の研究はものすごく面白かった。
これは今後可能性があるし、
「動物が異常行動を起こしたら地震がくる」というバカバカしいほどの単純さがいい。
太田先生は今のところ、犬とネコでやっているが、
将来的にはイルカ、クジャク、イグアナにも期待しているという。
この3つの動物が地震予知にふさわしい理由はみんな、ちがう。
それぞれどういう理由か、みなさん自分で考えてください。
ただし、この研究は絵で見せづらいのでテレビ的には難しいだろうな。
今回、テレビの限界を折に触れて感じるが
(テレビならではのメリットはあまり感じない)、
これもその一つ。
☆ ☆ ☆
明日(11日)から一週間ほどミャンマーに行きます。
関連記事
-
-
千葉のソマリランド人
千葉県東金に住むソマリランド関係者がいる、と前に書いた。 曖昧な言い方をしてしまったが、その人物、実
-
-
幸いにも大事には至らず
四倉の状態だが、怪我はしたけど大丈夫で、本人が自ら電話で 「早く現場に戻りたい」と言っていたそうだ。
-
-
鼠にも刺青を彫る?!――『バタス 刑務所の掟』
藤野眞功『バタス 刑務所の掟』(講談社)を今頃読んだ。2010年に出たとき、本屋で立ち読みしたが、な
-
-
今年からノンフィクション作家
みなさん、明けましておめでとうございます。 今年は何をするか。 まずは肩書きを変えることにした。 正
-
-
早大探検部バカ50周年記念
早稲田大学探検部が今年で創立50周年を迎える。 本当ならば、ライバル視していた(向こうは屁とも思って
-
-
プロ幹事・タマキング
最近「外出作家」という肩書きになった宮田珠己ことタマキングに誘われ、 彼の友だち二名と一緒に群馬の水
-
-
頑張れ、ミャンマーの柳生一族!
困ったことになった。 ミャンマー情勢である。 私は「小説すばる」誌で「ミャンマーの柳生一族」と
-
-
ノンフィクションの世界はここから始まる
自分も寄稿した本が届いた。石井光太・責任編集『ノンフィクション新世紀』(河出書房新社)。
- PREV :
- マイブームじゃなかった…
- NEXT :
- やっぱりミャンマーの辺境はいい
Comment
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.0.04506)
『未確認思考物体』毎週楽しく拝見しています。
高野さんはじめ、本多さん、滝沢さんと純粋UMAオタク(?)の方々は、
潔く清々く、話が本当に楽しいです。
出来るだけ長く番組が続いてほしいな・・・と思いつつ、
高野さんが多忙になりすぎるのもどうかな・・・とウダウダ考えている次第でです。
ミャンマーの現状が気になりますが、楽しいお話をまた聞かせてください。
お気をつけて!!