芳醇そば焼酎 みんがらーば
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
高田馬場のミャンマー料理屋「ミンガラバー」で、
ノンフィクション作家の西牟田靖君とまだ新婚の奥さんと食事をした。
西牟田君は奇人ドラマーのなか悟空の弟子で、
『僕の見た「大日本帝国」』『誰も国境を知らない』(ともに情報センター出版局)の著者として知られる。
(後者については、私は先月の北海道新聞と今月発売の「本の雑誌」に書評を書いている)
久しぶりにミャンマー料理を堪能したのだけれど、
驚いたのは「芳醇そば焼酎 みんがらーば」なる酒が置いてあったこと。
なんでも「麻薬撲滅のために栽培しているミャンマー高原地帯シャン州コーカン地区産の
日本種蕎麦を全量使用しています」とのこと。
つまり、加藤宏一の肝いりで始めた、「ケシから蕎麦」の転換政策のために作られた
蕎麦から作った酒なのだ。
コーカンの蕎麦はどうにも売れなくて困っていると聞いていたが、
焼酎にもなっているとは知らなかった。
味は拍子抜けするくらい、癖がなくて飲みやすかった。
西牟田夫妻との話は面白かったが、特に「アルバニアが最高に楽しかった」という話が
印象に残っている。
アルバニアか…。
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昨日は私たち夫婦にお付き合いくださって、ありがとうございました。
7年ぶりというのが信じられないぐらい、話が弾みましたね。
それにしても高野さんがバルカンに行ってたなんて、びっくりしました。
しかもベオグラードに。
事前に知っていれば現地の友人を紹介したんですけどね。
件の展示物は次のページに載せています。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/5973/2612455#2612455
なお、去年の新婚旅行の模様は次の通りです。
http://www.doblog.com/weblog/myblog/5973?TYPE=1&genreid=52745
アルバニアへ渡航の際はお知らせください。
もろもろ情報を提供します。