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どこでもオフ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

ここ半年くらい、毎日自宅付近のドトールコーヒーに通って原稿を書いている。
家にいるとオンとオフの区別がなくなり、なぜかオフに統一されてしまからだ。
杉並区という場所柄か、いろいろな人が店に来ている。
昨日は隣で30代らしき女性が漫画のネームを描いていた。
プロの漫画家だろう。
なかなかコマが進まないので気の毒に思っていたが、
向こうからしたら「隣の人、2時間でまだ一字も書いてない。大丈夫かな」と思ったにちがいない。
もちろん大丈夫、ではないのだが。

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Comment

  1. komari-ko より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; .NET CLR 2.0.50727)
    ハリーポッターの作者JKローリングさん(だっけ?)も
    あの壮大な物語を喫茶店で書き続けてたんですよね。
    最終章までの物語がすでに初めから頭に浮かんでたんだとか。神がかり。
    高野さんもいっそ、気が遠くなるほどのものすごい長編でも書きますか!
    うん、そうしましょう!

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    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
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