纏足(てんそく)の老婆は実在した!
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最終更新日:2012/05/28
辺境お宝写真
辺境お宝写真<5>
昔むかし、中国がまだ清と呼ばれていたころ、纏足(てんそく)という習慣があった。
女の子が3歳か4歳のとき、足の全部の指と甲の骨をへし折って腐らせ、それを包帯でぐるぐる巻きに固める。
こんな足では女性はよちよちとしか歩くことができない。
それが「可憐」だと昔の中国人は思った。
また、その包帯をほどき、臭い足の匂いをかぐのが、高貴な男の楽しみであったとも言われる。
昔の中国には、今の人間には考えられない風習があったのだ。
ところが。
2002年、貴州省の田舎町へ行ったとき。
いるじゃないか、纏足のばあさんが!
90年前に廃れたはずなのに。
ばあさんの足は私の握りこぶしくらいしかなかった。
まさに、歴史の遺物だ。
このばあさんは世界遺産に登録されるべきだと思ったものだ。
(ばあさん発見の経緯は拙著「西南シルクロードは密林に消える」(講談社)をお読みください)
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Comment
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同じアイザにお世話になっております。
僭越ながら、はじめて書き込みさせていただきます。
今回の津波の被災地マレーシア・ペナン島に纏足の目撃例がることを思い出しました。古くいても7年ぐらい前の話だと思います。
共産化した大陸よりも華人の方が文化維持に熱心だった部分もあったようですね。纏足なので当たり前かもしれませんが、なんだか幽閉されていたという話です。
ボクも会いに行ってみようかなぁ。