アジア新聞屋台村プレイバック
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
昨日、突然5年ぶりにエイジアン新聞社の劉社長から電話がかかってきた。
「急ぎの仕事があるからやってほしい」という。
あまりに驚いて、つい引き受けてしまい、今日、亀戸のドン・キホーテに一緒に行った。
ドン・キホーテが始めた「一国一城会」という独立オーナー支援企画の取材なのだが、
記事を今日中に書かなければいけないという強行スケジュール。
要は、そういう人材がいなくて、突然私のことを思い出したのだろう。
劉さんは昔と変わらず「えへへへ」と子犬のように笑いつつ、
「タカノさん、うちの会社のこと、本に書かなかった? ときどき人に『あれ、劉さんのとこの話でしょ?』って言われる」とギラリと見るので、
「いやあ、何かの間違いでしょ」とこっちもニヤニヤしてしらばっくれる。
「まあ、いいけど…、今度、台湾社長のインタビュー記事やってくれない? いいでしょ?」と、強引に私を新聞屋台村に引き戻そうとするので、油断ならなかった。
だいたい今日も、ここでは書けないが、台湾人のムチャクチャさが炸裂していたのだ。
というわけで、午後は5年ぶりに「台湾時報」向けの記事を書いていた…。
もちろん、以上はフィクションですよ(笑)。
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ノンフではないんですか(笑)?
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フィクションって、どこまでがフィクションなのですか???
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アジア新聞屋台村番外編ですね。
台湾人のムチャクチャな辺りを是非読んでみたいものです。はい。
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こないだ、エイジアン新聞社行って来ました。
インドっぽい人が沢山働いていましたね。