*

古墳プレイ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

集英社の財団主催の高校講演会、今年はなんと高野山高校に行ってきた。
校長先生は高位の僧侶で、話をする行動は礼拝堂を兼ねている。
黒い衣をまとった校長先生が厳粛な挨拶をしたあと、
私は仏像に一礼し、結局いつものようにトルコとコンゴの映像を流したが、
こんなやりにくい環境は初めてだった。
もっとも校長先生はちょっと異端的な人で、講演後、校長室で拝聴した話は無類に面白かった。
この先生がそのまま普通にしゃべったほうがよっぽど生徒たちにも為になり
かつ面白かっただろう。
帰りに、堺市の仁徳天皇陵を見に行く。
かなり大きいので、歩くと一周40〜50分ほどかかる。
観光化されておらず、いい感じ。
隣にはラブホがあった。
天皇の(たぶん)古墳を見ながらプレイかと思ったら、
妙に欲情してしまった。

関連記事

no image

衝撃の超人たち

どこへも行かず、誰からも連絡が来ず、飲み会もない平和な日々が続いている。 お盆+オリンピックはほんと

記事を読む

no image

本の雑誌年間ベスト1

本の雑誌1月号が届く。 恒例の年間ベストテンの1位はあの新人の快著。 しごく納得。 あの秘境ノンフ

記事を読む

no image

未確認思考物隊の新テーマ

保江邦夫『武道VS物理学』(講談社α新書)はあまりに凄い本だった。 癌を患ったひょろひょろの世界的

記事を読む

no image

ここにも藤岡弘探検隊のファンが…

ひょんなことから、作家の古処誠二(こどころ・せいじ)と飯を食った。 つい最近まで私は古処さんのこと

記事を読む

no image

家宝、誕生

新刊「ミャンマーの柳生一族」のおどろおどろしい表紙に笑った人も多いだろう。 「昔の東映時代劇みたい」

記事を読む

no image

イランにて思ふ

羽田発、関空経由でテヘラン直行のはずが、飛行機が遅れて乗り継ぎができず、 ドバイで一泊するはめになっ

記事を読む

no image

「旅行人」最終号

「旅行人」の最終号が届いた。 長く続いた旅の雑誌も165号で幕を閉じることになったらしい。 この最

記事を読む

no image

震災のリアルを超える傑作

本屋大賞を受賞した『謎解きはディナーのあとで』という本を私はまったく見たことも聞いたこともなかった

記事を読む

no image

現実逃避にはこの本を!

「急性いい人症候群」の後遺症は大きかった。 いわき市に一週間行っている間に仕事と雑務と不意打ち的な問

記事を読む

no image

バングラ飲酒紀行

年末の締切りが一段落した。 問題の「生き方本」のほか、 Gダイアリー掲載の「ソマリランド2」、それに

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年11月
     12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
PAGE TOP ↑