*

これも旅?

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

長い一日だった。
6:30起床、荷物など準備。
朝10時頃、ザックをかついで家を出た。
横殴りの雨で、駅に行くまでもうずぶ濡れ。
神保町の集英社をコインロッカーとしてザックを預け、東京駅へ。
ブータンでお世話になった国立生物多様性センターの人たちが
名古屋で行われている生物多様性条約会議に来ており、
ちょうどこの日(30日)に東京に移動してきたので
ピンポイントで東京駅で落ち合い、一緒にお昼ご飯でもと思ったのだ。
ブータンの人たちは新幹線で来たのだが、巨大かつ異常に複雑な東京駅で迷子となり、
私たちは互いに40分も駅構内をさ迷ってしまった。
汗だく。
なんとか出会ったあと、新丸ビルの和食レストランでランチ。
新丸ビルなんてもちろん行ったのは初めて。
気分は超アウェイであるが
ブータン人気分でトウキョーを満喫。
昼食が無事終わってから、集英社に戻る。
11月に出る新刊『腰痛探検家』(集英社文庫)の表4(裏表紙)の内容紹介を編集者が書くのを忘れていたのだ。
私が昼飯を食ってる間に彼が急いで書いたのをチェック、
出発まで若干時間があったので、編集部の隅っこで仮眠。
夕方6時、編集者のEさんに上野までタクシーで送ってもらい、
降りたら、読者の人に「高野さんじゃないですか?」と話しかけられてびっくり。
そこから京成スカイライナーで成田へ。
だが、私が乗るべきエミレーツ航空は台風のため、欠航となっていた。
3時間もかけて翌日のフライトの乗り継ぎなどの手続きを行い、
京成の各駅停車に揺られて、帰る。
帰宅は終電で、1時すぎ。
あー、長い一日だった。
…て、なんなんだよ、いったい!?

関連記事

no image

形見の銃弾

 義父が昨年1月、義母が今月と、相次いで亡くなったため、 妻の実家は遺品の山である。  なにしろ8

記事を読む

no image

のまど寄席「林家彦いちの旅落語」

 本屋プロレスや本屋野宿といった素っ頓狂なイベントがあったが、今度は伊野尾書店ではなく西荻窪の「旅の

記事を読む

no image

アマゾンの謎

 「極楽タイ暮らし」が手元になくなってしまった。  この本は一般書店では入手しにくいので、ネット書

記事を読む

no image

藤波辰爾の驚くべき腰痛秘話

『藤波辰爾自伝』(草思社)がなぜか版元から送られてきたので、 即読んだ。  あまりにも意外性のない

記事を読む

no image

何でも話します

ミクシイのイベントを「しょーもない」と書いたことで 物議(?)をかもしているようだが、 別にほめ言葉

記事を読む

no image

困ってる人

仕事場である「辺境ドトール」の店長となぜか横浜本牧に海釣りに行った。 というか店長に連れて行ってもら

記事を読む

no image

ソマリランド飲酒紀行

昨日発売の週刊SPA!で私の「イスラム飲酒紀行 最終回」が掲載された。 最終回はソマリランド。 ソマ

記事を読む

no image

バンコク炎上

昨日は友人のKさんに教えられ、twitterで、バンコク在住のRichard Barrowという欧

記事を読む

no image

ゼロの衝撃

何人かの知人が絶賛していたので読んでみた坂口恭平『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(大和書房)。

記事を読む

no image

盲目の吟遊詩人

「メモリークエスト」が更新された。 今回の依頼は「盲目の吟遊詩人を探せ!」。 場所はラオス。 いや、

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年10月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
PAGE TOP ↑