「 月別アーカイブ:2011年12月 」 一覧
2011年個人的ベストテン発表!
2011/12/31 | 高野秀行の【非】日常模様
2011年はあんまり本が読めなかった。 1月に犬が死んで一時的にペット・ロスになり、それがやっと少し癒えてきた頃に大震災が起きた。 読書が進む時期ではなかった。 ただ、大著『秘境西域八年の潜行』だけを
熊いじめと阿片チンキ
2011/12/29 | 高野秀行の【非】日常模様
前々から英語圏に興味がなかったのだが、最近ははっきりと拒否反応を示すようになってきた。 おかげで客観的にも自分の好みとしてもかなり面白い本を読めなくなったきている。 例えば、今年はA.J.ジェイコ
日本タイトルだけ大賞2011の候補になっていた
2011/12/23 | 高野秀行の【非】日常模様
とにかく面白い(笑える)タイトルだけを選ぶ「日本タイトルだけ大賞」というのがあり、 知らないうちに「イスラム飲酒紀行」が候補にあがっていた。 他の候補も爆笑ものだ。 私が気に入ったものを挙げると; ブ
個人的2011年ミステリ・ベストワンはこれだ!
2011/12/21 | 高野秀行の【非】日常模様
最近の海外ミステリはとにもかくにも猟奇連続殺人事件が多い。 「サイコパスもの」とでもいうのか。 私なんかそれほど海外ミステリを読まないが、ときどき気が向いて手にとって読むとみんなそれだ。 たぶん、現
ダーティな本気はピュアなのか
2011/12/20 | 高野秀行の【非】日常模様
斉藤一九馬『歓喜の歌は響くのか 永大産業サッカー部 総武3年目の天皇杯決勝』(角川文庫)を読んだ。 山口県の田舎に発足したサッカー部が創部たった3年にして天皇杯の決勝に進んだ奇跡の物語…と聞き、もの
私の出演するラジオ・テレビ番組がなぜ面白くないのか
2011/12/18 | 高野秀行の【非】日常模様
今年はテレビ2本、ラジオはけっこうな数に出演した。 毎月一回は何かに出ているだろう。 が、正直言って、「出て良かった」と思うことは少ない。 聴取者にマイナスの印象を残しているだけじゃないかという気がす
正月には柳昇師匠がよく似合う
2011/12/12 | 高野秀行の【非】日常模様
ここ数日、なんだか正月のような気がしてならない。 そう言うと妻に「は?」と呆れられたが、寒くて晴れていると 私には毎日が正月に思えてしまう。 正月といえば読書だ。 最近読んだ本の中では春風亭柳昇『与太
おすすめ文庫王国2012
2011/12/07 | 高野秀行の【非】日常模様
本の雑誌の杉江さんと久しぶりに打ち合わせ。 私と杉江さんはとかく仲が良く、読書の好みもそっくりのように思われているかもしれないが、 実際はそうでもない。 昨日も杉江さんが「おすすめ文庫王国2012」
「旅行人」最終号
2011/12/03 | 高野秀行の【非】日常模様
「旅行人」の最終号が届いた。 長く続いた旅の雑誌も165号で幕を閉じることになったらしい。 この最終号では、44人の旅系作家&ライターが「世界で唯一の、私の場所」と題し、 思い出深い土地を美しい写真
やむを得ず朝型にシフトしたが…
2011/12/02 | 高野秀行の【非】日常模様
2週間くらい前から、ワケあって朝は7時に起きなければならなくなった。 日本では海外に出かけるときか取材に行くとき以外はめったに使わない目覚まし時計を7時にセットすると、 妙に緊張してしまい、1時間前に