日本タイトルだけ大賞2011の候補になっていた
公開日:
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
とにかく面白い(笑える)タイトルだけを選ぶ「日本タイトルだけ大賞」というのがあり、
知らないうちに「イスラム飲酒紀行」が候補にあがっていた。
他の候補も爆笑ものだ。
私が気に入ったものを挙げると;
ブッダに学ぶゴルフの道〈地の巻〉
札幌市民のための16歳からのキャリア論
世界一周ホモのたび
息するだけダイエット
競馬で1億円を稼いですべてから解放される本
シロクマのことだけは考えるな!
図解 牢獄・脱獄
やさしい木曽義仲法廷日記
マッチポンプ売りの少女
ある日突然ダンナが手裏剣マニアになった。
いやあ、ほんとにバカバカしい。
候補作は、どれも手にとってパラッとめくってみたくなるが、
わざわざ本屋で探したり、ネットで注文したくなるような代物じゃない。
…と、ここまで書いてハタと気づいた。
私のイスラム飲酒もそう思われているってことか。
がっくりである。
ちなみに今月16日に大賞が発表されたが、
「奥ノ細道・オブ・ザ・デッド」という本だという。
何が面白いのかさっぱりわからない。
何かのパロディなんだろうか??
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Comment
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「〜オブ ザ デッド」というのは、ゾンビ映画の頻出タイトルです。
有名どころでは、ジョージ・A・ロメロ監督の「ナイト オブ ザ リビング デッド」、「デイ オブ ザ デッド」なんかです。ですからこの場合もそういった物へのパロディかと。でも知っててもそんなに面白いタイトルとは思わないですね。他の候補に挙がっているやつのほうが余程おもしろいと思います。イスラム受賞ならず残念です。
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アヘン王国潜入記とか幻獣ムベンベを追えとか腰痛探検家とか高野本のタイトルは結構いいの多いですよねw