「アンダーグラウンド」は私の理想
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様

下高井戸シネマで、エミール・クストリッツァ監督の超名作「アンダーグラウンド」を観る。
この映画を観るのは三回目だが、スクリーンで観るのは初めて。
いやあ、あらためて凄い。圧倒された。
映画は映像で見せるものとよく言うが、実際にはどの映画もなにかしら
言葉を映像に翻訳している部分がある。
芸術的な映画や前衛的な映画にとくにそれが多い。
しかるにクストリッツアの映画にはそれが全く感じられない。
クストリッツアはあえて言うなら、世界にほとんどいない「映画ネイティブ」だと思う。
生まれつき映画でものを考え、映画で表現できる人ということだ。
中でも「アンダーグラウンド」は私の理想だ。
徹頭徹尾エンターテイメントで、ばかばかしくて、でも鋭く、深い。
そういう本を私も書きたい。
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