のまど寄席「林家彦いちの旅落語」
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様
本屋プロレスや本屋野宿といった素っ頓狂なイベントがあったが、今度は伊野尾書店ではなく西荻窪の「旅の本屋 のまど」で、なんと「本屋落語」をやるという。
お店が7月に吉祥寺から西荻窪に移転して5周年を迎えるのを記念して、
7/19(木)にのまど寄席「林家彦いちの旅落語」を開催するのだそうだ。
彦いち師匠は、春風亭昇太率いるSWAのメンバーであり、私もよく存じ上げているが、ひじょうに旅好きとしても知られている。野田知佑氏とユーコン川をカヌーで下ったり、シルクロードをぶらぶらしたり、たしか同じくSWAの三遊亭白鳥師匠とインドネシアかどこかへ旅に行ったという話も聞いたことがある。
今回は、そんな彦いちさんが「林家彦いちの旅落語」と題して、ご自身の旅のエピソードを
交えながらの旅の小噺や旅ネタの落語を2席やってくれるそうだ。
ちなみに、主催者であるのまどの川田店長は、
「【高野さんのブログで見た】と申込みをした方は
木戸銭2500円を2000円に割引させていただきます」
と大胆なことをおっしゃっている。
私も彦いち師匠の高座は何度も見ているが旅落語は聞いたことがないので、是非行きたいと思っている。
みなさんも是非おいでください~
関連記事
-
エンタメノンフ的野球論
野村克也『あぁ、監督』(角川Oneテーマ21) 近年、二度目のブームを迎えている野村監督が ボヤ
-
ボロボロのデビルマンみたいなやつ
月曜日、ヒストリーチャンネルの取材が終わったあと、 探検部の現役学生3名と飯を食う。 うち二人はニュ
-
彼もエンタメノンフ?
意外に思われるかもしれないが、高橋源一郎の文芸評論が好きである。 今日も『大人にはわからない日本文
-
ゾウ本あらため辺境中毒!
すっかり忘れていたが、今週の20日(木)に『辺境中毒!』(集英社文庫)が刊行される。 『辺境の旅は
-
スーツでヤブ漕ぎをする人を発見!
読売新聞のインタビュー取材を受けた。 「何か“原点”とか“こだわり”のある場所でインタビューするとい
-
2006年に読んだ本ベストテン(ノンフィクション部門)
小説につづいて、今度は2006年に読んだノンフィクションのベストテンです。 1.山本譲司『累犯障害者
- PREV :
- 「またやぶけ」の発見
- NEXT :
- 鼠にも刺青を彫る?!――『バタス 刑務所の掟』