琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
私の沖縄の友人が統括プロデューサーをしている映画が今日からついに
東京でも公開が始まる。
「琉球カウボーイ、よろしくゴザイマス。」というわけのわからないタイトルだが、
3本の短篇からなるオムニバスなので、他に名づけようがなく、琉球カウボーイフィルムズ
という製作団体名をそのまま使うことにしたらしい。
映画のナビゲーターは「沖縄喜劇の女王」こと仲田幸子(写真)。
すでに沖縄では公開しており、すごい人気だという。
沖縄人だけで作った沖縄人のための映画は史上初らしいから、
それは当然かもしれない。
映画ファンというより、沖縄に興味がある人にぜひ見てもらいたい。
関川夏央は「文学は歴史資料である」と言ったが、
それだけでなく文学や映画は「民族(民俗)資料」でもある。
それをまざまざと感じさせる作品だ。
テアトル新宿で11月10日(土)〜30日(金)の3週間、
連日21:00からのレイトショー。
今日が初回で舞台挨拶もあるので、私は見に行くつもり。
関連記事
-
-
番組はよかったけれど…
もう先週の話になってしまったが、私が関わったNHKのドキュメンタリーが放映された。 自分が旅した様子
-
-
藤波辰爾の驚くべき腰痛秘話
『藤波辰爾自伝』(草思社)がなぜか版元から送られてきたので、 即読んだ。 あまりにも意外性のない
-
-
「倒壊する巨塔」は訳が素晴らしい!
ローレンス・ライト著、平賀秀明訳『倒壊する巨塔』(白水社)を読んだ。 素晴らしい本だった。 「イス
-
-
猪木信者は本屋信者でもあった!
2年ほど前、「本の雑誌」で「プロレス本座談会」なるものが開かれ、 私も「レフリー:ジョー高野」とし
-
-
バトルロイヤル、参戦!
先日「酒飲み書店員(中略)大賞」なるものに選ばれ、千葉と都内東部を席巻している(?)「ワセダ三畳青春
-
-
2006年に読んだ本ベストテン(小説部門)
今年、私が読んだ本の中からベストテンを選んでみた。断っておくが、あくまで客観的にして公正無私な選出で
- PREV :
- クンサー死去
- NEXT :
- 無料出張上映会&琉球映画