どこまで行くのか、韓国
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
またしても竹島問題で関係が急速に悪化している日本と韓国だが、
私の本はゴンゴン出版されつづけている。
今度はついに『幻獣ムベンベを追え』。
先日来日した韓国のエージェントの人に「ぼくの本はそんなに売れてるんですか」と訊いたら、
「いやあ、それがそれほどでもなくって…。『ムベンベ』が売れてくれればいいんですが…」だって。
売れなくても翻訳本をドンドン出せるのがすごい。
売れようと売れまいと私に実害はないので
この無茶な心意気の行方を外野から温かく見守りたいと思う。
関連記事
-
-
人生に生きる価値はない
これまでにも『ぼくは偏食人間』や『狂人三歩前』など、 笑える奇書を連発している中島義道先生の新作は
-
-
山松ゆうきちがインドだ
旅行者業界を震撼させた山松ゆうきち『インドに馬鹿がやって来た』(日本文芸社)の、なんと続編が出版さ
-
-
今まだそこにいるんだけど…
ソマリランドの首都ハルゲイサもそろそろ一週間。 ソマリ人との付き合いは二週間。 さすがに最近は慣
-
-
ドリアン系の作家たち
私が中島義道先生や町田康の本を面白いと書いて、なんだか意外だったようだが、 ほんとうに両方とも好き
-
-
2007年に読んだ本ベスト10(小説部門)
恒例(といっても2回目か)の「今年読んだ本ベストテン」である。 自分が読んだということだから、今年出
-
-
マイク・ノックがFMWを旗揚げ?!
お知らせが遅くなってしまったが、私の義兄マイク・ノックのニュー・アルバムがただいま日本でも発売され
- PREV :
- 10年遊んで暮らした人の話
- NEXT :
- ブルガリアの秀吉