魅惑のロシアン・クリスマス
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
先週末はロシアン・クリスマスを堪能した。
ロシア正教はグレゴリウス暦でなく、もっと古いユリウス暦を使用しているので、
誤差が毎年10分くらい生じる。
で、19世紀は12日、20世紀から今は一般の西暦(グレゴリウス暦)より13日ずれている。
クリスマスは12月25日。
これに13を足すと1月7日になる。
年が明けてからクリスマスとは変な感じだが、
ロシアの新年はやっぱり13日ずれて1月14日というから、しかたない。
そんなわけで、1月7日、目黒にあるロシア正教の教会に行ってきた。
厳かでゴージャスな儀式を見学した翌日は
押上に住むロシア人女性のお宅でのクリスマスパーティに参加させていただいた。
一般にはロシア人は前夜でなく、クリスマス当日の晩にパーティを行うらしいが、
その人はロシア料理店で仕事をしているので、翌日の日曜日になったのだ。
詳しくは「おとなの週末」の来月号に書くが、全体としての感想は
「ロシア女性はすばらしい!」ということだ。
ハッとするような美人が珍しくなく、しかも気さくで素朴。
子供や少女は天使のようである。
もし私がまだ独身だったら、絶対に今すぐロシア語を習い始めていたことだろう。
…なんて浮かれていたら、ウォッカ責めに遭い、撃沈してしまった。ああ。
関連記事
-
-
タマキングにカヌーを習う
先週の金曜日、またしてもタマキング(宮田珠己)と一緒に川へ出かけた。 私は来年初めにメコン川を二ヶ月
-
-
今こそ難民認定と合コンを!
いまこの瞬間も地震で揺れている。 いつまで続くんだろう、というか地震の巣の上に住んでいるようなものだ
-
-
ロンドンのカート居酒屋と在仏ルワンダ難民のワイン
十日くらい前からどうも胃腸の調子がよくなかったのだが、酒を飲むと不思議に治っていた。そのうち、朝や
-
-
『誰も国境を知らない』
西牟田靖『誰も国境を知らない』(情報センター出版局)の書評を 「北海道新聞」に書く。 新聞の書評は
-
-
15年前のドンガラさんと私
二十代の頃からずっとお世話になっている翻訳家の浅尾敦則さんからこんな写真が送られてきて仰天した。
-
-
熱燗プロジェクト敗れたり!
先週の金曜日から日曜日にかけて、 南三陸町にまた行ってきた。 今度はボランティアでなく、月刊「おとな
- PREV :
- イギリスにもタマキングがいた!
- NEXT :
- まるでカフカの「審判」
Comment
AGENT: Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; Trident/5.0; BOIE9;JAJPMSE)
旧ソ連は超科学やUMA研究が盛んでしたよね。高野先生がなぜロシア語に興味を持たなかったのか今までふしぎなくらいです。ソマリアやブータンの次は、ぜひロシアやキルギスのUMAを攻略してください!