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こんなこと、してる場合じゃないのだが…

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


明日からトルコへ行く。
ワン湖の怪獣ジャナワールの調査である。
ただでさえ忙しいのに、昨日、中国から恩師の先生が到着、他に日がないので、
今日は先生をうちに招いて歓談することになっている。
何から手をつけていいのやら、という状態なのだが、
こんなときに限って部屋の整理なんかはじめちゃって、
そしたら面白いものが出てきた。
1992年の「サンデー毎日」。
「ワセダ三畳青春記」では”野々村荘”という名前にしてある、私が11年間住んでいたアパートがモノクログラビア4Pにわたって掲載されている。
あまりの懐かしさにタイトル写真と、私の三畳間の写真(ちょっと不鮮明だけど)をここにアップすることにした。
左の写真は”野々村荘”の玄関口”
右の写真はアップするときまちがって左右が反転してしまったからますますよくわからないが、私は三味線をかかえ、隣の男はタロットカードを広げている。
キャプションには、「高野君とお友だちの北君。高野君は早稲田大学探検部OBで今は流しの三味線引き」と書かれている。
ちょうどキタと三味線屋台をやってたころだ
なつかしいなー。
今でもキタと一緒につるんでおり、やってることはあまり変わりはないのだが…。

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Comment

  1. shima より:

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    これがあの「野々村荘」ですか。
    見たこともないのにのにこちらまで懐かしい感じがします。
    裸電球がいいですね。
    高野さん、若い!(当たり前か)
    明日からトルコだそうで、気をつけていらして下さい。
    またお土産話楽しみにしています。

  2. 小林 純 より:

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    お〜!これが彼の・・・
    拝見できてうれしいです!
    トルコ、気をつけていってらっしゃいませ。

  3. ひで より:

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    MY BEST 文庫本の舞台になったアパートが見れるなんて...
    ありがとうございます。

  4. 岡本 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322)
    はじめまして。
    ワセダ三畳青春期、拝読しました。
    高野さんより3年後輩ですが、やはりワセダの同じようなアパートで変わった人達や仲間と半共同生活をしていたので非常に懐かしく楽しく読みました。
    学校には行っても授業には出ない。
    銭湯代が高い。学校のシャワーに忍び込んだりプールに通う。
    誰でも通る道ですよね(笑)
    ところで、私は現在映画などの製作の仕事をしています。
    御著作の映像化にご興味はありませんか?
    学生時代の人脈からも接点が見つかりそうですが、せっかくこのサイトを見つけましたので。
    長いコメントで失礼いたしました。

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