*

交通事故は危険

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

ナイロビ在住のフリーのカメラマン、中野智明さんと約10年ぶりに会い、
エチオピアの話をきく。
アフリカのことは日本人でこの人より詳しい人はいないという人なので
聞けば、たいていのことは答えてくれる。
また現地の優秀な知り合いを紹介していただき、
これでほぼ出発前の準備としては万全だ。
毎度のことながら、すべて他人任せのパワー炸裂である。
知らなかったが、中野さんは3年前、コートジボアールで黒柳徹子のツアーに同行取材中、
交通事故にあい、左側の骨盤が粉々に砕けてしまったという。
チャーター機でパリに輸送され、手術、入院、
さらに日本でも入院とリハビリの結果、やっと最近本格的に仕事に復帰してきたそうだが
今でも杖をたずさえている。
中野さんは紛争地や、治安のわるいところにしょっちゅう行っているが、
それで怪我を負ったことはない。
やっぱりいちばん危険なのは交通事故なのである。

関連記事

no image

罠、二つ

「Amazon.co.jpで、以前に××の本をチェックされた方に、このご案内をお送りしています」と

記事を読む

no image

インド入国(たぶん)OK!

ほぼ三週間ぶりの更新だ。 ずいぶんといろいろなことがあった。 なかでも特筆することが二つある。両方と

記事を読む

no image

何も知らない

NHK BSの「週刊ブックレビュー」の収録で赤坂のスタジオへ。 夏休み冒険特集とかで、冒険家の大場

記事を読む

no image

早大探検部バカ50周年記念

早稲田大学探検部が今年で創立50周年を迎える。 本当ならば、ライバル視していた(向こうは屁とも思って

記事を読む

no image

もう一人の「高野秀行」との出会い

ご存知の方も多いと思うが、将棋の棋士に私と同姓同名の「高野秀行五段」という人物がいる。 ネットで「高

記事を読む

no image

枡野浩一の読書道

web本の雑誌で月刊連載されている「作家の読書道」に歌人の枡野浩一が登場。 http://www.w

記事を読む

no image

新趣味はロマ(ジプシー)音楽

最近、急に趣味がいくつもできてきた。 その一つがロマ(ジプシー)音楽を聞くこと。 ジプシー音

記事を読む

no image

トラックバック?

トラックバックというのがどうもイマイチよくわからないのだが、チャレンジしてみたくなった。 というの

記事を読む

no image

完全なる無駄

お盆休みとオリンピックが重なり、 区民プールが昼間でも夜でも おもしろいぐらい空いている。 いつまで

記事を読む

no image

高島先生の新刊

高島俊男先生が新刊を送ってくださった。 早速読んでみたが、これもまた名著です。

記事を読む

Comment

  1. gadogado より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; BT Openworld Broadband; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727)
    モーガン・ツァンギライもこの間交通事故で死にそうになってましたよね。しかもこんな大事な時期に。秘密警察の拷問にも耐え生き延びてきた彼なのに。特にアフリカのボコボコに道を夜運転するのは危険。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑