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ギックリの元はこの本でとれた

公開日: : 高野秀行の【非】日常模様


まったくげっそりした一週間だった。
せっかくここ数年でかつてないくらい体調も体力もあがってきたというのに、
いきなりギックリ腰で、しかも早く治そうと焦ったらどんどん悪化して、
歩くのもままらならなくなった。

外で普通に小走りに走っている会社員や、突っ立って警棒を振っている警備員を見て、
「あの人たち、すごい…」
と感嘆してしまうなど、まるっきり『腰痛探検家』時代にタイムスリップしたかのようだ。

ろくに外出もできないため、家で本でも読むしかなかったが、その中で素晴らしい本に巡り会うから人生はわからない。

平野真敏『幻の楽器・ヴィオラ・アルタ物語』(集英社新書ノンフィクション)

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Comment

  1. ウィズ より:

    せっかく本が好調なので、くれぐれも、ご自愛してください。

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    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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