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講談社ノンフィクション賞を受賞しました

公開日: : 最終更新日:2013/08/28 高野秀行の【非】日常模様

今日、タイの時間で3時過ぎ、チェンマイ大学の裏門前(通称「ランモー」)を通過中に驟雨にあい、
移動式の本格的なコーヒー屋で雨宿りしていたところ、『謎の独立国家ソマリランド』が講談社ノンフィクションを受賞した
という電話がかかってきた。

1989年12月に『幻獣ムベンベを追え』でデビューして以来、24年。
やっとメジャーな賞をとることができた。
鳴かず飛ばずだった時代が本当に長かったけれど、それでもずっと応援してくれた人たちがいたから
ここまで書き続けることができたのだと思う。

感謝すべき人はたくさんいるが、まずは集英社文庫の担当だった故・堀内倫子さん、20代の頃、取材費や生活費を出してくれた永田敏章さん、そして20年間、ほぼ常にアドバイスを送り続けてくれた浅尾敦則さんにお礼を申し上げたい。

どういう因果か知らないが、かつてワセダの三畳間に一緒に暮らし、アマゾンで待ち合わせをし、
チェンマイ大学日本語講師の職を譲り、西サハラで私の初マラソン姿を撮影してもらい、
そしてソマリランドへも同行してもらった宮澤信也が、今チェンマイにぶらっとやってきており、
今日も彼とその友だちに祝賀会をしてもらった。

思えば、かつて「俺が文章書くから宮澤が写真を撮って本を作ろう」と三畳間で喋っていたことが二十数年後に部分的ながらも実現し、
それがノンフィクション賞をとったのだから、人生わからない。

因果といえば、今日は本の雑誌社の担当、杉江さんの誕生日だというのもすごい巡り合わせだし、
同時受賞が早大探検部の後輩・角幡唯介の『アグルーカの行方』というのもびっくりである。

というわけで、受賞のご報告とともに、関係者と読者のみなさんに心からお礼申し上げます。

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Comment

  1. 楽日 より:

    おめでとうございます。本当に嬉しいです。500頁を読みながら、本当に感情が揺さぶられました。笑って、泣いて、感動して。また、自分が如何に帝国主義に毒されているか、認識させられました。もっと多くの人にこの本を読んでもらいたい気持ちでいっぱいです。微力ながらfacebookやBBSで拡散しています。賞金100万円ですか、1000万円にならないですかねぇ・・・。先ほど、再読しましたが何度読んでも海賊の見積書の件は笑ってしまいます。本当に、おめでとうございます!

  2. アブディン より:

    うわー、きましたね。おめでとうございます。ほんとうによかったです。ソマリ本はほんとうによかったし、多くの人がいだいている先入観をぶっこわしてくれたので、これぐらいのご利益があってもいいんじゃないんでしょうか?
    そして、押しの強いソマリ人をまるめこめられた功績をたたえて、「人間力大賞」を同時受賞してもよさそうな気がするのがぼくだけ!!
    とにかくおめでとうございます。
    帰国したらぐるぐる寿司をおごります。

  3. tan より:

    おめでとうございます。高野本に出会って長いこと経ちますが、本当に高野秀行という作家に出会えて良かった、と、初めて著作を読んだ時から、今の今まで、思い続けております。
    私は角幡さんの作品も欠かさず読み、角幡さんも、出会えて良かった、と思っている作家さんではありますが、高野さんのブログで角幡さんの存在を知りましたから、もし高野さんの存在がなければ、なんて薄味な読書人生、いや、人生だったんだろうか、と恐ろしくなります。
    これからも、作品を楽しみにしております。どうぞお体に気を付けて、まだ誰も知らない世界を伝えてください。

  4. komo より:

    おめでとうございます。
    映画や小説等の〇〇賞というのには最近まったく興味がなくなっていたの
    ですが、久しぶりに心の中でガッツポーズをとらせて頂きました。
    これからもご活躍のほど心より期待しております。

  5. 小川祥子 より:

    おおおお!ついに!おめでとうございます。
    高野史上最高傑作だと思っていたので、当たり前だ!と思う反面、すごーく
    嬉しいです!
    今後も誰も知らないところへ我々をいざなってください。
    本当におめでとうございます!

  6. 光菅 修 より:

    おめでとうございます!!!

    次は是非インドに再入国して、ウモッカ捕獲してください!!

  7. kmk より:

    うわー!おめでとうございます!
    高野さんの本に出会って以来、
    まいど人生が修正され続けています。
    このままどこか訳わからないところまで
    連れてってください!!

  8. しん より:

    おめでとうございます!
    受賞の結果をなぜかチェンマイで聞く。なんか高野さんらしいです。

  9. 元タビビト より:

    コングラッチュレーション!!
    これで、文庫化が早まったかな?
    なにせ、単行本 分厚すぎ、重すぎで、持ち歩けないから、電車の中で 読めないんだよねぇ。

  10. HU より:

    おめでとうございます。受賞のため急遽帰国?と思ったら2ヶ月先が授賞式でしたね。
    次回作はシャンとシャン料理についての本でしょうか?ソマリ難民についてでしょうか?楽しみにしています。

  11. ざな より:

    ノミネートを知ってから読み始め、発表の前日に読み終わるように調整して読んでいました。
    そのせいもあり猛烈に嬉しいです。よかったです。
    本当におめでとうございます。
    しかし読み終わるのがもったいなくて、すごくちびちび読んでいました。
    心がディアスポラになってしまいました。

  12. 匿名 より:

    おめでとうございます!
    高野さんの大ファンとしてとても嬉しいです。
    思えば、高野本との出会いはブックオフで買った100円の「アヘン王国潜入記」でした。
    あまりの面白さに、すぐにまたブックオフ(すみません)に高野本を探しに行きました。
    その時にたまたまあった「ワセダ三畳青春記」で完全にやられました。
    今では高野さんの本を、定期的に読まないと中毒症状が出てしまいます。
    あっ最初の2冊以降はちゃんと新刊で購入させて頂いていますよ。
    (お小遣い3万円の私が新刊で購入する数少ない作家さんです)
    次の作品、楽しみに待っています!新しい世界を見せて下さい。

    あと、高野さんのお勧めの本は間違いないので、いつも参考にさせて頂いています。

  13. タツ より:

    ほらね!(号泣)

  14. nil より:

    のなか悟空のキーワードで本ブログを発見し、小島剛一の続刊の知らせに狂喜し、彼我の仕事を比較して「イチローと少年野球の小学生くらいレベルがちがう」というコメントに不遜さを感じて著作を手に取ったら実は少年野球どころかチャンピオンズリーグ級の大傑作(西南シルクロードです)、奥付にははるか6年前の日付、自らの見る目の無さを痛感すると共に、この作品がどうしてノンフィクション2賞どちらからも黙殺されたのかといぶかしんだものです。
    いでたちはコミックレスラー、しかしその実態はまぎれもないストロングスタイルである高野さんの作品群がこれからも日本語で書かれた海外ノンフィクションの水準を引き上げていくことだけは間違いないと思います。
    一読者がたわけた事をぬかしていると思われるかもしれませんが、とにもかくにも浮かれてしまいました。
    本当におめでとうございました、そしてありがとうございました。これからも、よろしくお願いします。

  15. あきーら より:

    おめでとうございます!なぜか自分のことのように嬉しいです…。「ワセダ三畳…」で初めて高野さんを知り、その後はむさぼるように著書を読みまくりました。そして毎日このブログを覗いています。近くの駅のブックファーストでもポップ付きで大々的に置かれているので、賞もとるだろうと思っていました。わたしたちが行けない(行かない?)ところに行って、爆笑あり、涙ありで読ませてくれる作家は、高野さん以外いないでしょう。これからも体に気を付けて、益々のご活躍を期待しています。本当におめでとうございます。本の雑誌社で購入したサイン入りソマリランド本は家宝です。

  16. ミフィヨ より:

    おめでとうございます。高野本はネパール在住の友人に勧められて読み始め、どん底だった30代後半から40代半ばの今日まで支えて貰っています。いつかブレイクするはずだと、ずっと信じていました。自分のことのように嬉しいです。でも、「アグルーカ・・・」もよかったなあ、と思っていたら同時受賞とは!次の作品も楽しみにしています。

  17. こーすけ より:

    せっかくなのでコメントしまーす。
    高野本との出会いは「幻獣ムベンベを追え」を本郷三丁目の
    書店で発見してからでした。
    そこから既刊本を一気買い。
    ずっと追いかけてきた身としてはとても嬉しいです。
    そして何だかさびしい気にもなります。
    寝起きにいきなり日の目を浴びて目が明けられない気分。
    そんな高野ファンは、きっと多いと思います。
    こうした気分にさせていただける作家さんって少ないのです。
    本当におめでとうございます。きっと一番うれしいのはご家族ですよね。
    これからも期待しております!

    PS:ここまで来たら原点に戻ってUMA発見してください

  18. surigoma より:

    おめでとうございます。
    高野さんは笑いもうまいし、身を切ってるし、どっかで売れて当然だと思ってました。
    どうか、この先もばかばかしさを忘れない芸風でいてください。

  19. UEHARA より:

    おめでとうございます。
    本当に自分のことのように嬉しいです。
    (仕事忙しく、情報収集遅れ、今日この受賞を知りました。)
    いやーー。やっぱりよいもの(よい作家)は評価される。
    ほっとしています。

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    • 正直言って著者が語ることは半分以上わからないのだが、それでも面白くてちょっと笑ってしまう感じは、かつてオートポイエーシスを読んだときの感覚に似ている。今生きている世界の前提を地面から丸ごとひっくり返しにかかるような感覚。 https://t.co/SnNzOfUfLs ReplyRetweetFavorite
    • もう一冊は郡司ペギオ幸夫著『やってくる』(シリーズ ケアをひらく 医学書院)。帯のあおり文句が強烈で「これを買わずして何を買う」という気持ちになって買ってしまったが、読んでみたら想像したものとは全然ちがったのにすごく面白かった。そもそも何を期待していたのかも忘れてしまった。 ReplyRetweetFavorite
    • 著者の奥村さんの行動原理には外部からの「こうあるべき」みたいな規範が一切ないのがたまらなく痛快。それに、アフリカでもっともハチャメチャ(てことは世界でも)なザイール(コンゴ)人の建前や時間感覚や自分と他人の区別など全てが溶解してい… https://t.co/JdvQPjdCFq ReplyRetweetFavorite
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