お礼申し上げます
公開日:
:
高野秀行の【非】日常模様
現在、チェンマイから北へ数十キロ行ったところにあるチェンダオという町のはずれにいる。
巨岩の塊のようなチェンダオ山のふもとで、ひじょうに静か。
夜はトッケーがさかんに啼き、また何かよくわからない獣の吠え声もする。
渋滞と排気ガスと喧噪のチェンマイから来ると別世界だ。
さて、講談社ノンフィクション賞受賞でたくさんの方からメールやコメントをいただいた。
実に多くの方々が「自分のことのように嬉しい」と言ってくださったのが驚きだった。
まったくありがたいことである。
すでに何人かの人に、メールで書いたが、私としてはやっと日の目を見たセミの気分であり、
セミのように日の目をみただけで満足してぽっくり行きそうだ。
そうでなくても、タイに来てから原稿を書くつもりだったのに一行も書いてないのだ。
明日からぜひ心を入れ替えて頑張るよう、今日はゆっくりと英気を養うこととしたい。
あらためてみなさん、ありがとうございました。
関連記事
-
-
『移民の宴』重版。ついでにお詫びと訂正
先日、読者の方からこんなメールをいただいた。 「過日、御著「移民の宴」を拝読いたしまし
-
-
「またやぶけ」の発見
そうそう、肝心なことをすっかり忘れていた。 奄美で遊んでいるうちに、新刊『またやぶけの夕焼け』(集
-
-
『困ってるひと』ついに発売
大野更紗『困ってるひと』(ポプラ社)がついに発売となった。 今アマゾンで見たら、180位である。
-
-
ヒマラヤのイエティは神戸で飼育されていた!?
最近、さまざまな未知動物について調べているが、 私が知らなかったことがすごくたくさんあり、 驚きの毎
-
-
溝口敦『暴力団』は入門書にして名著
タイトルからして素晴らしい。溝口敦の『暴力団』(新潮新書)。 「暴力団のいま」でもなければ「ヤクザ
- PREV :
- 講談社ノンフィクション賞を受賞しました
- NEXT :
- R-40本屋さん大賞ノンフィクション・エッセイ部門で1位(改訂版)
Comment
私、1984年仏文科卒です。
先日、久しぶりに行ったらすっかり変わっていて、迷子になりそうでした。
雀荘だらけだったんですがねえ。
身体を張ったエンタメ系ノンフィクションを愉しませていただいています。
病気や怪我で大変なこともあるでしょうが、出会った人々を「友だち」にしてしまう凄腕は感銘の至り。
餃子話も期待しています。
頑張ってください。