角幡唯介との対談本・本日発売
公開日:
:
最終更新日:2014/04/29
高野秀行の【非】日常模様

角幡唯介との対談本『地図にない場所で眠りたい』(講談社)が本日発売になります。
(Amazonでは明日のよう)
表紙もそうだが、中で私が喋っていることもかなり恥ずかしい。
かっこいい角幡に対抗しようと、つい背伸びしてしまった部分もある。
この年になって「背伸び」も何もないけど。
対談をまとめてくれたのは、これまた探検部の後輩で、かつて一緒にコンゴへムベンベを探しに行った
森山憲一。彼は卒業後、山と渓谷社に入社、「山と渓谷」の編集に携わっていたが、
現在は山岳・アウトドア専門のライターとなっている。
彼のまとめはひじょうに適確で、おかげで私が思っていたより面白い本に仕上がった。
ご興味のある方はご覧下さい~
関連記事
-
-
知られざる危険地帯・タイ最南部の謎
私は定期的に新聞を変える。どれも一長一短で決め手にかけるからだ。 今月からは久しぶりに朝日新聞
-
-
名探偵なき大巨篇ミステリ
最近小説が読めなくなっていると前に書いたが、 とくにミステリはダメだ。 なにしろリアルでは原発や放射
-
-
面白いことは全てに優先する
今日から上智大学の講義。 教室にはぞくぞくと女の子がやってくる。 全部で学生が40人以上、うち男はた
-
-
「メモリークエスト」は奇書になる
「メモリークエスト」を担当する幻冬舎の編集者2人と打ち合せ&お疲れ様会。 この一ヵ月、頭がどうかし
- PREV :
- 本日発売。自分にとっては世にも奇妙な本
- NEXT :
- 『バウルを探して』が新田次郎文学賞を受賞!!



Comment
高野さん、おれ山と溪谷の編集長はやってないよ。編集部員ではあったけど。
そうか、誰かに編集長やってるって聞いて、ずっとそうだと思い込んでいたよ。編集長は「ピークス」の方か? ともかく失礼しました。訂正しときました。
「地図のない場所」「地図にない場所」
どっちでしょうか?本の名前は、地図のですが、どう考えてもテーマは、地図にでは?
>小杉さん、
「地図のない場所」にあえてしたんですよ。
「地図にない場所」というと、すごく小さな集落や今は合併吸収で地図に載ってない場所みたいな感じもします。
それに、私たちは「そもそもそこの地図なんか何もない場所」に行きたいんです。現地に行っても地図がないし、その地域全体の地図もない。
だから「地図のない場所で眠りたい」なんです。