新連載に驚く
公開日:
:
最終更新日:2014/07/09
高野秀行の【非】日常模様

昨日発売の季刊誌「考える人」(新潮社)にて、ようやく私の新連載「謎のアジア納豆」が始まった。
去年の8月末から取材を始め、自分の中ではずいぶん熟成しているし、
本当に「ようやく」という気がする。
それから、この一年ほど、人に会って「今、何をやってるんですか?」と訊かれて、「アジアの納豆を取材しています」と言うと、たいていの人にすごく興味を持たれるし、インタビューでも詳しく話してほしいと言われるが、
本番の連載が始まらないとそれもままらなかった。
ちなみに、私はこの連載のタイトルが「驚きのアジア納豆」だと思い込んでおり、
ページを開けたとき「どうして『謎のアジア納豆』になってるんだろう?!」と驚いた。
でも、実際は担当編集者とさんざん打ち合わせをして考えた末、この「謎のアジア納豆」に落ち着いていたらしい。
アジア納豆より私の頭の方が「謎」で「驚き」だ。
他のページを見ると、どれも格調が高く、私の連載だけがおちゃらけている雰囲気バリバリだけど、
箸休めにでも読んでいただければ嬉しいです。
関連記事
-
-
2007年に読んだ本ベスト10(小説部門)
恒例(といっても2回目か)の「今年読んだ本ベストテン」である。 自分が読んだということだから、今年出
-
-
謎の国際ボランティア特殊部隊@浦安
後輩Kとネパール人のクマルという国際統合失調症コンビを引き連れ、 浦安市の被災地へボランティアに行っ
-
-
抱かれたい路上の男ナンバーワン
先日紹介した『TOKYO 0円ハウス0円生活』(大和書房)の著者・坂口恭平が その本に登場するスーパ
-
-
エンタメノンフ居酒屋合宿
エンタメノンフ文藝部、第2回の部活は千葉合宿。 豚を飼うため、エエ市(仮名)に期間限定で移住したウ
-
-
名探偵なき大巨篇ミステリ
最近小説が読めなくなっていると前に書いたが、 とくにミステリはダメだ。 なにしろリアルでは原発や放射
- PREV :
- 最近であった美味いもの・その1と2
- NEXT :
- シャバはつらいよ



Comment
小島剛一さんのブログで「指導」が入っています。
参考までに。