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やせてもかれても私は大家

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


最近、部屋を片付けていたら
こんな紙切れが出てきた。
ワセダのアパート「野々村荘」(仮名)の
大家のおばちゃんが、
私がアパートを出るときに
「送別の歌」として送ってくれたものだ。
前に詠んだ歌もあれば、
私のためにわざわざ詠んでくれたものもある。
「博士住み新聞配達ノイローゼいて
やせてもかれても私は大家」
という歌が私は気に入っている。
唯一わからないのは
「恋人は隣の美人老衰の年寄り看取った大家です」という歌。
かつておばちゃんが下宿人の年寄りを看取ったという話は聞いたことがあるが、
「恋人は隣の美人」って何だろう?
前衛歌なんだろうか。
理解できた人は教えてください。
(画像をクリックすると大きなサイズではっきり読めます)

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Comment

  1. Tatsu より:

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    まさか!大家のおばちゃんの詠んだ歌をこの目に見ることができるとは!おばちゃんの温かい人柄をすごく感じ取れる内容だと思います。ほんとうにワセダに描かれていたとおりの人なんですね。ワセダを何度も繰り返し読んだ自分としては、歌の全てに涙してしまいそうです。卓球勝負に書かれていたことを思い出すと、こんな字が書けるおばちゃんに驚愕です。もしかすると、「(高野さんの)恋人は、高野さんの隣に住んでいる美人の私です」という意味ではないですかね?なんにしてもおばちゃんをリアルに感じることが出来ました!

  2. fjsm より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; Q312461)
    ほんとほんと。野々村荘おばちゃんがらみの話題は非常になごみます。
    僕も卓球勝負の章は大好きです。
    数多い過去の住人さんたちの中でも、高野さんはちょっとだけ特別な
    ポジションなのかもしれませんね。
    あー俺も高野さんと野々村荘に住んで永久睡眠法に挑戦したいです。
    おばちゃんと野々村荘よ、永遠なれ!

  3. Midorin より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (jig browser web; 1.0.4; 813T)
    14日のイベントに参加させて頂いた腰痛に悩む琉球女です。
    この詩の意味を文章にしがたい意見だったので、直接お話ししたかったのに忘れてしまい‥結局文章にしてみる事にします。
    多分‥おばちゃんは‥看取る時にふと、手持ちぶさたで部屋を何気に眺めていたんですよ‥すると おばちゃんの目線にこの看取られた方の想い人らしき写真が入って来て‥その情景を何となく詩にしてみたのでは‥と‥私がおばちゃんだったらそんな感じですね(笑)
    高野さんにその詩を送別唄として送ったのは、きっとおばちゃんの中でなかなかうまく詠めた詩だったからで、送別唄の意味はあんまり無いのでは‥と(笑)
    あれです!
    しるこや善哉に塩昆布がくっついて来るのと同じ原理なんですよ(笑)
    私の勝手な想像ですがヾ(^_^;

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