イランにて思ふ
公開日:
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
羽田発、関空経由でテヘラン直行のはずが、飛行機が遅れて乗り継ぎができず、
ドバイで一泊するはめになった。
ドバイは、会社にたとえると、役員以外は全部「派遣社員」から成り立っている会社だ。
会う人はホテルでも、役人でも、空港職員でもみんなインド人、ネパール人、
中国人、フィリピン人、パキスタン人と外国人ばかり。
だから、システムから外れることを頼むのはすごく難しい。
みんな、「派遣」だから決定権がふつうの社員以上にない。
それで一つ、すごく惜しいことをしてしまったけど、
あそこは冷えたビールもワインもあるからまだ大丈夫だった。
というか、よかったなあ、ドバイ‥。
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Comment
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB5; .NET CLR 2.0.50727)
高野さん このドバイの比喩はいいですね(笑)。
「ミャンマーの柳生一族」で確立した手法で、不思議の国を
わかりやすく説明するシリーズ立ち上げてください。
AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
外国人労働者の待遇は悪いみたいですよ。会社オーナー
であるUAE人の機嫌を損ねると、拘置所送りになることも
あるようです。実際にひどい目にあった人が書いた
「地獄のドバイ」という本の受け売りですけど。