*

イランにて思ふ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

羽田発、関空経由でテヘラン直行のはずが、飛行機が遅れて乗り継ぎができず、
ドバイで一泊するはめになった。
ドバイは、会社にたとえると、役員以外は全部「派遣社員」から成り立っている会社だ。
会う人はホテルでも、役人でも、空港職員でもみんなインド人、ネパール人、
中国人、フィリピン人、パキスタン人と外国人ばかり。
だから、システムから外れることを頼むのはすごく難しい。
みんな、「派遣」だから決定権がふつうの社員以上にない。
それで一つ、すごく惜しいことをしてしまったけど、
あそこは冷えたビールもワインもあるからまだ大丈夫だった。
というか、よかったなあ、ドバイ‥。

関連記事

no image

2007年に読んだ本ベスト10(ノンフィクション部門)

明けましておめでとうございます。 遅ればせながら2007年に読んだ本ベストテン(ノンフィクション部門

記事を読む

no image

モノカキ=ハジカキ

  先日、読者の方からメールで『辺境の旅はゾウにかぎる』の誤りを指摘された。 船戸与一『金門島流離譚

記事を読む

no image

タカノゴダン来宅

先週は客人がぞこぞこうちにやってきて、中には泊っていく人もおり、 「民宿&居酒屋タカノ」状態だった。

記事を読む

no image

新刊ラマダンの危機

新刊ラマダンが危機に瀕している。 ダグラス・アダムス『銀河ヒッチハイク・ガイド』(河出文庫)を読ん

記事を読む

no image

見知らぬ超名作

 日頃から世間とのタイムラグというかズレを感じているが、「フラガール」には本当に驚かされた。 「フ

記事を読む

no image

趣味は仮説

私は仮説を立てるのが趣味である。何かを見たり聞いたりしたとき、「これはもしや××とつながるの

記事を読む

熱気ムンムンの概説書

最近、どうにもオーバーキャパシティで、ブログに手が回らない状態が続いている。 一つの原因は対談本を

記事を読む

no image

ほんとうに極限捜査

一週間くらい前、「あまりに重過ぎて飽きた」といった オレン・スタインハウアーの『極限捜査』(文春文

記事を読む

no image

『均ちゃんの失踪』文庫解説

最近、ここで読書紹介が激減しているのは、あれやこれやと雑多に手を広げすぎているせいもあるが、一つに

記事を読む

no image

エンタメ・ノンフの横綱はこの人!

今月号の「本の雑誌」のコラムで、高橋秀実『素晴らしきラジオ体操』(小学館文庫)を紹介した。 秀実さん

記事を読む

Comment

  1. アジケト より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB5; .NET CLR 2.0.50727)
    高野さん このドバイの比喩はいいですね(笑)。
    「ミャンマーの柳生一族」で確立した手法で、不思議の国を
    わかりやすく説明するシリーズ立ち上げてください。

  2. hogehoge より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    外国人労働者の待遇は悪いみたいですよ。会社オーナー
    であるUAE人の機嫌を損ねると、拘置所送りになることも
    あるようです。実際にひどい目にあった人が書いた
    「地獄のドバイ」という本の受け売りですけど。

hogehoge へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年12月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031  
PAGE TOP ↑