七夕に願いを
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
本日やっと東京の自宅に戻った。
ハルゲイザ(ソマリランドの首都)はさすがに遠い。
→ジブチ→アジスアベバ→ドバイ→関空→羽田といったい何時間、飛行機に乗ったのか。
最後に羽田に降り立ったとき、七夕の笹が飾られていて願い事ができるようになっていたので、
「ソマリランド共和国が早く認知されますように」という短冊を吊るし、これにて全行程終了という感じだった。
ソマリランドは16年間そうだったように、私たちが滞在していた三週間ほども一貫して平和。
「非常事態宣言」とは何のことかわからないが、おそらく隣のソマリアのことだろう。
あちら(現地では「南」と呼んでいる。ソマリランドが「北」。朝鮮半島と反対で、
「南」がどうしようもなく悲惨なのである)は、ここ16年くらい、常に非常事態だから。
ところで、私の不在期間、やっぱりメールがかなり不具合を起こしていた。
受け取れなかったメールも多いみたいだし、私が出したメールもあんまり届いていない。
すべて、大量の迷惑メールのせいだが、防ぐ方法もあったかもしれず、
ご迷惑をかけた方々には申し訳ありません、とお詫びします。
それにしても、疲れた。
しばらくは使い物にならないかも。
関連記事
-
今年も奇書で行きます
新年あけましておめでとうございます。 今年は高野本プチバブル最終年になる。 新刊、文庫合わせて5冊
-
妻が小学館ノンフィクション大賞受賞!
思いがけない事態が起きた。 私と同じくフリーのライターである妻・片野ゆかが今年度の小学館ノンフィクシ
-
お湯割をください。涙の数だけ
さまざまな困難を乗り越え、 イランでの「アルコールクエスト」を続けている。 イランに来て、やっと一週
-
シワユメは絶版ではなかった
また、とんでもない間違いをしてしまった。 去年の暮れあたり、『世界のシワに夢を見ろ!』(小
-
抱かれたい路上の男ナンバーワン
先日紹介した『TOKYO 0円ハウス0円生活』(大和書房)の著者・坂口恭平が その本に登場するスーパ
-
新趣味はロマ(ジプシー)音楽
最近、急に趣味がいくつもできてきた。 その一つがロマ(ジプシー)音楽を聞くこと。 ジプシー音
-
個人的2011年ミステリ・ベストワンはこれだ!
最近の海外ミステリはとにもかくにも猟奇連続殺人事件が多い。 「サイコパスもの」とでもいうのか。 私
- PREV :
- biiru no aji
- NEXT :
- 夢はソマリを