*

トラックバック?

公開日: : 最終更新日:2018/01/21 高野秀行の【非】日常模様

トラックバックというのがどうもイマイチよくわからないのだが、チャレンジしてみたくなった。
というのは、すごくおもしろいブログを発見したからだ。
http://www.aisa.ne.jp/oasis/blog/tb.php?20
これまでプロレスや総合格闘技については、いろんな批評やエピソード集を読んできたが、いちばん古くて、しかもほとんど唯一、一般の新聞やテレビのニュースに取り上げられる格闘技、つまりボクシングについては、まったくその手のものを目にする機会がなかった。
もちろん、探せばあるのだろうが、わざわざ探さないと見つからないというのはおかしい。
ボクシングは、繰り返しになるが、日本では相撲以外で唯一、世間的に認知されている格闘技なのだから。
そのボクシングを愛してやまない一人の尺八奏者がいた。しかも、かなり身近に。
「格闘技百番」と題したカテゴリは、宝の山である。
まだ始まってそれほどたってないようだが、日本史上最強のファイティング原田、その原田を超えた天才・たこ八郎、相手が強すぎるという不運に泣いたロイヤル小林、客を魅了することにかけては右に出る者はない辰吉、さらには、タイの異常に強いチャンプたちも紹介。
これがどれもこれもおもしろいし、熱い。
だいたい、ガッツ石松の「幻の右」が具体的にどういうパンチだったか、私はこのブログを読むまで知らなかった。
こんな本があれば、きっと売れるだろうに。なぜ、出ないのだろう。
少なくとも私は買うけど。
とりあえず、このブログでお楽しみください。

関連記事

no image

立松和平とドンガラ

立松和平氏が亡くなったというニュースを見て驚いている。 というのは、一昨日、たいへん久しぶりにその

記事を読む

no image

雑貨のような本

『腰痛探検家』の韓国語版が届いた。 カバーはメールで送られてきていたからすでに知ってはいたもの

記事を読む

no image

天下一とはすでにプロレス

好村兼一『伊藤一刀斎』(上・下、廣済堂出版)読了。 『行くのか武蔵』(角川学芸出版)がよかったので

記事を読む

no image

昔の縁

仕事というより雑事に追われて ブログを書く時間もなかなかとれない日々が続いている。 昨日は稲城市で上

記事を読む

no image

Let’s go パラグアイ!

残念ながら日本はパラグアイにPKで敗れてしまった。 さぞ落胆している人が多いだろうが、そんな人たちに

記事を読む

no image

舟を編む

何とは言わないが、ひどい小説を読んでしまい、 「とにかく上質な作品で口直ししたい!」と本屋の棚を彷

記事を読む

no image

子供がノノさんになっていいのか

杉江さんから「な、な、なんか大変なことになってる!」と まるで銭形平次のところに駆け込んでくる八五郎

記事を読む

no image

Arrived at Amman

sakki yorudan no anman ni tsuita. shiria no damasu

記事を読む

no image

津波の子ども

 津波で両親が行方不明になった子どもについての緊急メールがまわってきた。  添付された写真を見る限り

記事を読む

no image

エンタメ言語学者・黒田龍之助がおもしろい!

ときどき一緒に飲む編集者のAさんに「黒田龍之助の本は面白いですよ」と勧められた。 以前、NHKロシア

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年4月
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    282930  
PAGE TOP ↑