鍵は辺境にある!らしい
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
すごい本が出たものである。
内田樹『日本辺境論』(新潮新書)。
「日本人とは何ものか? 鍵は『辺境』にあり!」
と言うんだからびっくりだ。
読んでみたら、私が日本人の申し子だということがわかった。
次回の本の雑誌・辺境読書(!)ではこれについて書こう。
☆ ☆ ☆
珍しくテレビをつけたら、NHKスペシャル「チャイナ・パワー」というシリーズの
アフリカ篇をやっていた。
エチオピアの僻地で、泥まみれの革靴で高さ80mの携帯電話アンテナに登る技術者とか
不動産会社なのにいきなりザンビアの産業大臣に「これから銅高山の開発をやりたい」と
申し出る企業の社長とか、
とにかく知識や準備など何もないのに、やる気だけでどこまでも突っ込んでいく
中国人が次から次へと登場。
これまで中国の強引な海外進出にはネガティヴなイメージをもっていたが、
これを見ていたら「とにかくやるんだ!」という攻めの姿勢に共感してしまった。
見終わって、チャンネルを変えると、どこもあまりに内輪的なバラエテイー画番組に
腰が抜けた。
国全体が引きこもりに入ったような日本が中国にかなうわけないよなー。
関連記事
-
10年遊んで暮らした人の話
私が解説を書かせていただいた川上健一『ビトウィン』(集英社文庫)が 発売された(たぶん)。 本来い
-
エンタメノンフ的野球論
野村克也『あぁ、監督』(角川Oneテーマ21) 近年、二度目のブームを迎えている野村監督が ボヤ
-
世界一の辺境・日本で活動します
ほんとうは4月初めからソマリランド&ソマリアに行く予定だったが、 今回の大震災でキャンセルすることに
-
携帯電話が故障中&ここ数年でベストのサッカー本
携帯電話が帰国直後に突然壊れてしまった。 いつもなら慌てて修理に走るところだが、これまで2ヶ月