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ある天才編集者の死

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

集英社文庫で私の担当を長らく務めていた堀内倫子さんが急に亡くなられた。
茫然自失である。
堀内さんは、私に影響を与えたという意味ではダントツの編集者である。
今でもまざまざと思い出すが、
7年前、西南シルクロードの旅で、奇跡的に帰国し、家に着くと、
FAXが一枚届いていた。
「『幻の怪獣ムベンベを追え』をぜひ、うちで文庫化させてていただきたく存じます。
ご連絡いただければ幸いです」
それが堀内さんからの最初のコンタクトだった。
私にとって最初の文庫化オファーだった。
ライター人生、崖っぷちからの奇跡的な復活だった。
「ムベンベ」を知っていたのは当時の集英社文庫のY編集長だった。
ちょうどコンチキ号のハイエルダールが亡くなったというニュースが流れたとき、
Y編集長は堀内さんに「そういえば、こんな面白い冒険の本があるけど知ってるか」と
私の本のことを話した。
堀内さんは「ムベンベ」を読み、面白いと思った。
Y編集長はまさか私がライターになっているとは夢にも思わなかったらしいが、
堀内さんがネットで検索してみたところ、高野秀行が全然マイナーながら本を何冊も書いていると知った。
他の本も読み、「これは行ける!」と思ったという。
そして私にFAXを送ったが、ナシのつぶて。
半ば諦めていた頃、私が帰国したのだった。
Y編集長と堀内さんの尽力で、『幻獣ムベンベを負え』が14年ぶりに日の目を見ることになった。
ところが、お二人の期待にこの本は全く沿うことができず、
さっぱり売れなかった。
それでもお二人はがんばって『巨流アマゾンを遡れ』を出したが、
これまた惨敗。
あまりに数字が悪いので、今後、私の本が文庫化されるかどうか不明になっていた。
そこへ堀内さんが「タカノさん、ワセダの三畳間の話を書きましょうよ」と言い出した。
「あんなのは単なる酒の席の与太話だから」と軽くいなしたが、堀内さんはしつこかった。
「絶対に面白い本になる!」と言い張り、私も根負けする形で書き出した。
連載するあてがないどころか、集英社文庫書き下ろしになるかもわからない。
「不完全な形で見せて却下されたら悔しいから」という理由で、
Y編集長にも見せないで、二人で進めた。
堀内さんの編集者ぶりは徹底していた。
私が「守銭奴といわし事件」とか「人体実験で15時間意識不明」といった話を書いて送ると、次の打ち合わせのときに、鉛筆で真っ黒になった原稿がかえってきた。
「ここは説明不足」とか「もっと気持ちをはっきりと!」とか
「季節はいつ? もっと具体的に」などといったいわゆる「朱入れ」である。
私は文芸上の師匠がいない。
それまで編集者に何か頼ったこともない。
最初のムベンベではいくつかダメだしされたが、それ以降は
一部の友人に知恵を借りる以外は、ほとんど自分ひとりで書いてきた。
そういうものだと思っていた。
だから指摘で真っ黒の原稿には少なからず驚いたし、ムカッともした。
何度も何度も打ち合わせをし、そのあとは飲みに行って、またあーだこーだと
終電が終わってからも続けていた。
彼女の言葉で私がいたく傷ついたこともあれば、
私のほうで堀内さんを怒鳴りつけて泣かせたこともある。
『三畳記』で堀内さんが口を酸っぱくして言ったのは、
「もっと演技を大きく」ということだった。
「タカノさんの文章は面白いけど、今は小劇場でやるような小さい演技。
でももっとたくさんの観客がわかるような大きな演技をしなきゃいけない」
プロレスで言えば、私のパフォーマンスは後楽園ホールでは受けるが、
武道館や東京ドームではきつい、といったところだろうか。
だが、私は「演技」という言葉に抵抗があって、
すんなり納得できず、酔っ払ってはよく口論になっていた。
無論、今ではよくわかっている。
もう一つ、堀内さんは「三畳記」のプロットにも強く意見した。
最初、私はバカ話の連発で行くつもりだったのだが、
彼女が「これだけじゃ物足りない。最後は恋愛話を入れてほしい」と強硬に要求したのだ。
いくら脚色するにしてもプライベートな話だし、
恋バナなんて、それまでの私には違和感がありすぎた。
だが、ここでも私が根負けした。
なぜなら、堀内さんは私よりも長い時間をかけて、この物語を考えつづけていたからだ。
何か思いつくと、朝でも夜中でも電話してきた。
ほとんど普通の編集者の業務の域を超えており、異常なくらいだった。
完成した原稿をY編集長に見せたところ、
「可及的すみやかに刊行すべし」という決断がなされ、文庫書き下ろしで世に出ることになった。
これまた最初はさっぱりだったが、三年後、酒飲み書店員大賞を受賞して突然売れ始めた。
「三畳記」から私の他の本を読む読者も激増した。
まさに私にとって、ターニングポイントだったといっていい。
その後、堀内さんは、同じように、私の酒の席での話を聞いては、
「それ、絶対面白いから、書いてよ!」と言った。
私はいつも、「こんな話が?」と気乗り薄だったが、やっぱり根負けして書いた。
それが『異国トーキョー漂流記』であり、『アジア新聞屋台村』だった。
私のトーキョー三部作は、まさに堀内さんのプロデュースによるものである。
途中から、小説すばるの若い編集者Iさんが参加して、堀内さんとダブル担当だったが、
引っ張っていたのは堀内さんである。そしてIさんも堀内さんの仕事ぶりを学んでいくことになる。
最後に一緒に作ったのは『怪魚ウモッカ格闘記』だった。
私がインド入国に失敗し、まぬけにも東京潜伏していたとき、
いち早くほくそ笑みながら「これは面白いから、早く書いて」と非情にも言ったのも堀内さんである。
堀内さんは、間違いなく、天才編集者だった。
ただ、いろいろ事情があり、文庫専門の編集者だったから、
その能力を存分に発揮する機会をあまり持たなかった。
結果的に、堀内さんの才能と情熱を私だけが一心に受けたんだと思う。
堀内さんは天才だったから、情緒も不安定なときが多く、同じく情緒が安定していない私と
実によく衝突した。
私は自分の親以外で、こんなにも激しく繰り返し言い争った相手はいない。
私がいちばん苛立ったのは、彼女が原稿の朱入れで、私そのものの文章で
「こう書くべき」と入れてくることだった。
まさに私の文体で書いてくる。
俺が書き手であんたは編集者だろう、どうしてそこまでやるのかと思った。
堀内さんの答えはこうだった。
「だって、私に高野さんが憑依するから」
頭がおかしい。そうとしか思えない。
だが、長く付き合っているうちに似たような現象がこちらにも起きるようになった。
原稿をどう書いていいかわからないとき、
「堀内さんならどう言うだろう?」と考えると、彼女の言うことがすぐにわかるのだ。
鉛筆の字が見える気すらする。
それがすなわち「答え」なのである。
もはや原稿を見せる必要さえない。
私にも堀内さんが憑依するからだ。
堀内さんが担当でない仕事、例えば最近の『アジア未知動物紀行』や『メモリークエスト』も
そうやって書いていったのだ。
今、呆然としながら、いちばん残念でならないのは、
私がメジャーになっていないことだ。
正直言って、今まで本気でメジャーを目指したこともないし、なれるとも思ってなかったのに、堀内さんが元気なうちにメジャーになりたかったと今、痛切に思う。
「私があの人を育てたのよ」と堀内さんに言われるのはシャクだが、
言われてみたかった。
ほんとうに、ほんとうに、それが心残りである。
こんなことは、私がブログで書くべきでないことかもしれない。
でも今の私には、その当否すら判断がつかないので、そのまま書いてしまった。
関係者のみなさん、読者のみなさんを困惑させたなら申し訳なく思います。

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Comment

  1. トニー より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.5; ja-JP-mac; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 GTB6
    そんなことがあったのですね。それはあまりに残念ですね。。
    『三畳記』は本当に素晴らしい1冊で、最初に読んだのは「ムベンベ〜」だったものの、『三畳記』で高野さんの人間臭い部分や遊び心などにすっかり魅了され、著作を読み漁るきっかけになりました。今はただ編集の堀内さんのご冥福をお祈りいたします。

  2. ito より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6.3; .NET CLR 1.1.4322)
    たいへん,よくわかりました。

  3. ファンカニ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
     ぼくが最初に読んだ高野さんの作品が『ワセダ三畳青春記』でした。
     そして、そこから「高野本」にはまっていった訳ですが、一番多く読み返したのも『三畳記』だし、「高野本」を読んだ事のない友達に、ぼくが最初に薦めるのも『三畳記』です。
     『ムベンベ』だったかな?『三畳記』のにもあったかな?あとがきの最後に、堀内倫子さんとY編集長への感謝の言葉が記されていたのを記憶しています。その時は社交辞令的なものかと思っていましたが、本当に高野さんの恩人だったのですね。
     堀内さんは、これからも高野さんの文章の中に生き続けると信じています。高野さんの今後の活躍と、堀内さんのご冥福をお祈りいたします。

  4. アジケト より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; GTB6; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    我々に高野秀行を届けてくれてどうもありがとう。
    御冥福をお祈りいたします。
    高野さん、天国の堀内さんに届くほど売れましょう。

  5. KOW より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6.3; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    自分を育ててくれた編集者というのはよく分かります。
    そして高野秀行という才能を見いだして育ててくれたことに感謝します。
    堀内さんのご冥福を心からお祈りいたします。

  6. あぱらぎ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322)
    ぽろりときました。
    ムベンベ → 三畳記 → アジア&トーキョー → (書店にあったので)たまらず集英社の文庫本まとめ読み、で今に至っています。「ムベンベ」と「三畳記」では文体がずいぶん違うなぁと感じていたのですが、そんな経緯があったのですね。違いがまた「ムベンベ」を別格級に惹きたてているのでしょうね。
    堀内さんに深く感謝しご冥福をお祈りいたします。

  7. Toku より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
    高野さんとともに歩き、走り、導いてくださった堀内さんのご冥福をお祈りいたします。
    高野さんの今回の記事、深いです。堀内さんへの思いが伝わってきます。

  8. isono より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_5_8; ja-jp) AppleWebKit/531.9 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.3 Safari/531.9
    私も三畳紀がきっかけでほとんどの著書を買いました。
    ほんとうにありがとう。

  9. naoking より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/312.9 (KHTML, like Gecko) Safari/312.6
    高野さん、今回のブログ 書いていただきありがとうございます。
    最後に堀内さんの名前が出て来る高野さんの本
    今まで何度も読んでいるけど、これからも読み返すことがあると思います。なぜか、心が立ち止まってしまったみたいな時?になんとかしなくちゃなーなんて思いながら、なんとなく読みはじめることが多いです。いつしか夢中になってつづけざまに2冊目、3冊目と気がすむまで読むと、読み終わる頃には意味もなく「よっしゃー!やるかーっ!」ってなるんです。
    お二人の、名?迷?コンビに心から感謝しつつ、
    高野さん、これからも勝手に楽しませていただきます。
    堀内さん、おもしろい本をつくっていただき心から、ありがとうございました。

  10. つゆ より:

    AGENT: KDDI-MA32 UP.Browser/6.2.0.12.1.4 (GUI) MMP/2.0
    私が大好きな本を書いたのは、つくったのは高野さんだけではなかったんですね。
    異国トーキョー漂流記を読み、読み終えたその足で書店で集英社から出ている高野さんの本を全て買い占め、それ以後高野さんの本はほぼ新刊で買っています。
    堀内さん、ありがとうございます。
    大好きな何度も読み返す本を、新刊を発売日に買いに行く作家を知れて私は幸せです。
    本当にありがとうございます。
    高野さんのブログで貴女の事を知れて良かった。

  11. あきら より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; GTB6.3; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30618)
    私も「三畳記」で高野さんを知り、高野さんにハマリました。
    本当に高野さんの話が好きです。
    まるで自分が行っているようなドキドキ感、そして心が暖かくなる瞬間、ふっと訪れる切なさ・・・高野さんの本は、どれを読んでも、私は好きなんです。
    今は「西南シルクロード」にどっぷりつかっています。
    今回のブログで堀内倫子さんのひととなりを知りました。
    そして高野さんとのつながりを知りました。
    堀内倫子さんのご冥福をお祈りします。

  12. swan より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_5_8; ja-jp) AppleWebKit/531.21.8 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.4 Safari/531.21.10
    僕が高野さんの名前を知ったのは、大槻ケンヂさんの本の中で「三畳記」が紹介されていたからでした。
    そこから「柳生一族」→「ムベンベ」→「シンドバッド」→「ウモッカ」と、順番はバラバラですが、読み進めてきました。
    ようするに僕は、集英社文庫での高野さんしか知らない訳で、つまりは堀内さんの手の入った高野本しか知らない訳で・・・
    なんだか勝手に感慨深い思いになってしまっています。
    なんだかまとまらないですが、今日は初めて書き込みをしました。
    ・・・というか、書かずにはいられませんでした。

  13. なおと より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6)
    僕も三畳記を読んでから、陰ながら熱心な高野本ファンになりました。
    高野さんと、堀内さんの関係は、まさにものづくりの理想形ですね。
    うらやましく思います。
    初めてコメント書きましたが、書かずにはいられない気持ちになりました。
    心から堀内倫子さんのご冥福をお祈り申し上げます。

  14. machi より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR 1.1.4322)
    私も三畳記から入りました。お年寄りの昔話だと思って手に取ったのに、つい最近の話と知って一気に読みました。

  15. ねぎ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR 1.1.4322; Creative AutoUpdate v1.10.10)
    私はトーキョー三部作が一番大好きで、今回のブログで「ああ、こんな方がいたから高野さんも、あんなにもさらけ出してくれていたのか」と思いました。
    本当に読者として感謝しました。
    また、本当に残念です。
    堀内様のご冥福を心からお祈りいたします。

  16. イェ・イン・アウン より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)
    本当に心を動かされる文章でした.
    アヘン王国潜入記の、お別れのシーンと同じくらい、いえ、もしかしたらそれを上回る、心に突き刺さってくる文書だと思います.
    堀内さんも、このように書いてもらった事で、充分幸せだろうと思います.
    そう信じます.

  17. UEHARA より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5 (.NET CLR 3.5.30729)
    私は ウモッカ→三畳記・・・・アスクル(サイン付)に至ってます。
    本ブログ中の
    「こんなことは、私がブログで書くべきでないことかもしれない。」
    ・・・ファンとしては困惑なんて一切ないと思いますよ。
    高野さんが メジャーになるほうが困惑してしまいそうです。
    これからも応援しています。
    堀内さんのご冥福を心からお祈りいたします。

  18. しん より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5
    私は、活字が苦手でした。学生の頃に読んだ本のなんてなく、読むと
    いったら漫画ぐらいでした。
    そんな私が大人になって海外を旅することにハマリ出したんです。
    きっかけは、もちろん深夜特急...と言いたいところですが世界一周の
    旅をする漫画でした。
    海外旅行に行くと、なんでか日本の文字が恋しくなるんですね。
    で、ちょっとづつ活字が苦手でなくなり、でも自分の関心がないことが
    書かれている文章とかフィクション系の小説はまったく読む気も起きない
    ので旅行記モノばかり選んで読んでいたときに新刊で出ていた
    「怪しいシンドバット」に出会ったんです。
    その後、高野本にはなぜか出会わず、数年後本屋で
    読んでない旅行記はないかと文庫の棚をかたっぱしから探していたら
    「怪しいシンドバット」の隣に「ワセダ三畳青春記」があったんです。
    表紙のデザインに惹かれてなにげなく買ったのですが、笑い声を出しながら
    三畳記を読んだこと、三畳記を読み終えるという現実を受け入れられず
    すぐ読み返したこと今でも覚えています。一度読み終えた本を読み返す
    なんて初めてでした。今では私のお気に入りの本になりちょくちょく
    読み返しています。
    ...で、前置きがとても長くなりましたが。
    そんな活字が苦手だった私でさえ、一度読んだ本を何度も読み返すという
    魅力が三畳記には詰まっているんです。
    今回のブログで「ワセダ三畳青春記」誕生の経緯を知れて
    とてもよかったと思っています。
    高野さん、今回のブログを書いてくれてありがとうございました。
    そして、堀内倫子さん、心よりご冥福をお祈りいたします。

  19. わたなべさん より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; YTB720; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    がんばってください。
    私は高野さんの本が好きです。
    頭がいいのに、しょうもない事してるの人は
    日本にもうそういません。
    人間国宝もそう遠くないはずです。
    加油!

  20. まがお より:

    AGENT: KDDI-SN3E UP.Browser/6.2.0.13.2 (GUI) MMP/2.0
    勝手ながら、今朝、通勤途中の小田急線内で何故か涙が止まらなくなりました。
    高野さん、ブログへの記載ありがとうございます。
    おかげで遅ればせながら、堀内さんを知ることが出来ました。
    ムベンベ文庫版から高野さんを知った自分としては、堀内さんのおかげで高野さんを知ることが出来たのかな、と思っています。
    適切な言葉がわかりませんが、堀内さんに思いを込めて。
    ありがとうございました。
    合掌

  21. せんぽ より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.1; ja; rv:1.9.1.5) Gecko/20091102 Firefox/3.5.5
    私が高野さんを初めて知ったのも、父親の本棚から拝借した『三畳記』がきっかけでした。
    その気取らない文章と天真爛漫さ、好い意味での変人」さから一気に高野フリークとなり、早稲田大学での講演会にお邪魔したほどになりました。
    そのような意味では、僭越ながら私と高野さんを引き合わせて下さった堀内さんは私にとっても恩人であり、惜しむべき人であるといえると思います。
    そんな私に高野さんの本を知らしめて下さり、狂わせて下さった、堀内さんのご冥福をお祈りするとともに、多大なる感謝を致します。
    本当にありがとうございました。

  22. 佐々木大記 より:

    AGENT: KDDI-HI3G UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.3.349 (GUI) MMP/2.0
    早稲田三畳記は、カバーがボロボロになるほど何度も読み返し、自分の学生時代とリンクさせた高野入門書でした。
    大好きなんですよね。こういう青臭くて真剣で、馬鹿な感じが。
    この名作と巡り会えた事に感謝します。堀内さん有り難うございました。

  23. まつもと より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 6.0; Trident/4.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.5.30729; .NET CLR 3.0.30618)
    9月に新宿ジュンク堂で行われたエンタメノンフ三銃士のトークセッションに伺ったとき、隣に座っていらっしゃったおばさまに話しかけられました。
    「どちらの方の本をお読みになったんですか」と。
    「高野秀行さんです、『西南シルクロードは密林に消える』からファンになりました」と答えると、
    「私、集英社文庫で高野さんの編集をずっと担当していたんです」と本当に嬉しそうになさってました。
    そのときは、その方が今回ブログに書かれたような素晴らしい方とは存じ上げず、気さくなおばさまで、高野さんを担当されたということを誇らしく思っておられるのだな、という印象を持っただけでしたが、ブログを読ませていただいて、思わず胸が熱くなり、涙がこぼれました。
    とくに出版関係者でもない私が接する機会はそれ一度きりでしたが、そのときのことがとても印象に残っていたので驚き、初めてコメントを書かせていただきました。
    ご冥福をお祈りいたします。

  24. へちま より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X 10_5_7; ja-jp) AppleWebKit/525.28.3 (KHTML, like Gecko) Version/3.2.3 Safari/525.28.3
    この度はお悔やみ申し上げます。
    私の高野本1冊目は多くの皆さん同様「三畳記」でした。数年前(たぶん酒飲み書店員大賞をとったあたり)、本屋で積み上げられていたのを手に取ったのが出会いです。そこからはまり、人にもすすめるようになりました。記念すべき出会いの1冊は、堀内さんがいらっしゃったから生まれたんですね。感謝です。特に「恋バナ」のあたりは、とても好きです。それまではおもしろおかしい話なのに、最後にきゅんとくるものがあって。堀内さんは女子心もわかってらっしゃる。
    堀内さん、高野さんに出会わせてくれて、本当にありがとうございました。

  25. CHE☆MOHARA より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; GTB6.3; .NET CLR 1.1.4322)
    わたしが高野さんの本と出会ったのは紛れもなく「三畳記」でした。
    そこから高野ワールドの旅に同行させてもらっております。
    トウキョウ三部作の中でも自分は「アジア屋台村〜」が好きで
    読み終わった後に気持ちが前向きになった清清しさを覚えました。
    堀内さんとの思いでも「無形の作品」に思えてなりません。
    感謝の気持ちを重ねつつ、堀内さんのご冥福をお祈りいたします。

  26. shika より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; GTB6.3; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    友人に勧められて 初めて読み始めたのが三畳記。
    すごいセンスの持ち主で自分を客観的に眺め続け、しかも恋愛話なども盛り込んで少し感情移入させる文章能力。
    それからはずっと本が出るたびに読み続けていますが、本ができあがるまでにこんな編集者との経過があったとは……
    やはり1人ではなく、いろんな人との共同作業の上に出来上がっていくものなのだなぁ……と改めて思いました。
    この本で ある意味 心が救われた人がたくさんいると思います。
    これからも フットワーク軽く 心なごませる本を書き続けてください。

  27. トニー より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10.5; ja-JP-mac; rv:1.9.1.7) Gecko/20091221 Firefox/3.5.7 GTB6
    今さらのコメントで大変恐縮ですが、そんなことがあったとは露知りませんでした。堀内さんがいなければ、私は「ムベンベ」にも「三畳記」にも出会えていなかったんですね。心から堀内さんのご冥福をお祈りするとともに、高野さんのますますのご活躍を期待しております。「アスクル」も最高でしたよ! 僕はきっと高野さんの本を一生読み続けると思いますし、早速「三畳記」を友人、知人にオススメしたいと思います。

  28. kenchi より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; GTB6; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    中学時の同クラスの友人と
    ホリウチの墓参りに行きました。
    一緒に飲むといつも高野さんの話をしており、
    「今、沖縄に向かってる」
    とか、
    「今度、これが出たから」とアジア新聞屋台村の
    出たばかりの本をくれたりしました。
    「今度会ったら渡すから」と言って渡せなかった
    対馬の塩(酒を飲む時用)を少し置いてきました。

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世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

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    • RT : ゲストは「Gダイアリー」デスクの室橋裕和さん、Gダイで連載していた(イスラム飲酒紀行ほか)高野秀行さん、Gダイ編集部に入りたかった丸山ゴンザレスさん、Gダイ外部編集で「駐妻カナ」などを担当した西野風代さんです。 1月31日(金)、阿佐ヶ… ReplyRetweetFavorite
    • いい時代だ! ReplyRetweetFavorite
    • それにしても、ソン・ガンホは黙って座っていて息をしているだけで面白い。 ReplyRetweetFavorite
    • ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演の『パラサイト 半地下の家族』を渋谷の東宝で観た。スクリーンがすごくでかいのに、まちがって前から四列目の席をとってしまったため、「観た」というより「現場に居合わせた」感じ。いや、すごい体験だった。 ReplyRetweetFavorite
    • 子だくさんの「やもめのジョナサン」夫婦が子供をぞろぞろ連れてハネムーンに行く場面と、情けない警官のなべおさみが泥まみれ涙まみれになる場面がいい。展開が早くて笑いあり涙ありでなんだかジャッキー・チェンの映画みたいだった。 ReplyRetweetFavorite
    • 映画好きの友人に強く勧められ、生まれて初めて「トラック野郎を観てしまった。第2作の爆走一番星。始まっていきなり主役の菅原文太がトルコ風呂の裸の女の子たちと酒盛りをしているシーンで度肝を抜かれる。でもあまりにあっけらかんとして、全然エロくないんだが。 ReplyRetweetFavorite
    • 「へうげもの」は完全に私の戦国〜江戸初期の概念を変えた。加藤清正なんて具志堅用高だとしか思えなくなってるし。 ReplyRetweetFavorite
  • 2020年1月
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