*

バンコク炎上

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


昨日は友人のKさんに教えられ、twitterで、バンコク在住のRichard Barrowという欧米人ジャーナリストのコメントを追いかけていた。
「ワールドトレードセンターが放火されている」とか「(東北地方の)ウボンでバイオレンス勃発」などと、リアルタイムで続々情報が入ってくるので、
パソコンに釘付けになってしまった。
ある程度予想していたことだが、バンコクが文字通り炎上したということと
新聞でもテレビでもない新しいメディアの威力に圧倒されたという2点に
たいへんなインパクトを受けた。
上の写真はちょうど一ヶ月前、ブータンに行く前にサイアム・スクウェアの近くで撮影したものだ。
この赤シャツの人たちはいったいどうなってしまったのだろう。
事情が許せば取材したかった。残念だ。

関連記事

no image

珍しく円城塔氏と気があった、と思ったのだが……「本の雑誌」上半期ベスト1特集

「本の雑誌」8月号が届いた。今回の特集は「2012年上半期ベスト1」で、私も書いている。題して「超人

記事を読む

no image

2006年に読んだ本ベストテン(小説部門)

今年、私が読んだ本の中からベストテンを選んでみた。断っておくが、あくまで客観的にして公正無私な選出で

記事を読む

no image

『雪』断念

オルハン・パムク『雪』(藤原書店)を修行のように少しずつ読んできたが、 今日ついに断念。 小説自体が

記事を読む

no image

入管が素晴らしかった件

木曜日、アブにつき合ってアメリカ大使館へビザを申請に行った。 車両内でアブとはぐれてしまった満員電車

記事を読む

no image

在日外国人支援ボランティア

世界中の人たちに二十五年もお世話になりつづけている。 そろそろ何か恩返しをしなければと思い、 在日ア

記事を読む

no image

危険の意味

『アフリカにょろり旅』(講談社文庫)の著者、青山潤氏(東大特命準教授)と対談。 一年のうち3,4ヶ月

記事を読む

no image

Iran no kiken

Iran no Tehran,Esfahan to mawari, ima wa K

記事を読む

no image

シワ夢文庫化

『世界のシワに夢を見ろ!』の文庫化が決まり、 小学館の編集者Tさんと打ち合わせ。 文庫化にあたっては

記事を読む

no image

高島俊男先生の人生は失敗だったらしい

敬愛する高島俊男先生の新刊『お言葉ですが…別巻⑤ 漢字の慣用音って何だろう?』(連合出版)を読む。相

記事を読む

no image

超残虐な村上春樹?!

なぜ、こういろいろやらなきゃいけないときに限って、こんな凄い本に連続してひっかかってしまうのか。

記事を読む

Comment

  1. しん より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; ja; rv:1.9.2.3) Gecko/20100401 Firefox/3.6.3 (.NET CLR 3.5.30729)
    私も昨晩から今日にかけてtwitterでバンコクの情勢を追いかけてました。
    衝撃的な写真や映像の中にも、なんかタイぽいっていうか
    思わず突っ込みたくなる写真もあったりして…
    http://twitpic.com/1pcplw
    ほんとよくわらない国です。

  2. LP より:

    AGENT: DoCoMo/2.0 F08A3(c500;TB;W30H20)
    凄いですね。単に情報が早いだけでなく、呟いきの頻度が高いので、ざっと読むと凄い臨場感を感じます。
    不謹慎な言い方ですが、既存活字メディアよりエンタメ性がずっとありますね。

  3. LP より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 5.1; en-US) AppleWebKit/532.0 (KHTML, like Gecko) Chrome/3.0.195.33 Safari/532.0
    mbembeでtwitter検索したら、6人出てきました。
    普通に人の名前としても使われているのでしょうか?

LP へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年12月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031  
PAGE TOP ↑