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日本の路地を旅する

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


いやあ、昨日は日本がカメルーンに勝って驚いた。
誰がどう見てもダメだというチームが勝ってしまった
「ぜったいダメだというとき7,8割はなんとかなる」というのは私の信念なんだけど、
サッカーにもあてはまるのか。
あきらめないかぎり、ラッキーはどこでも降ってくるようだ。
次回、上智でアスクルの講義があったら、岡田監督を呼ばねばなるまい。
『ヤノマミ』につづいて、またノンフィクションのいい作品を読んだ。
上原善広『日本の路地を旅する』(文藝春秋)
全国の「路地」=被差別部落を旅して回った紀行エッセイ。
内澤副部長の本もそうだが、これも土地の「腸(はらわた)」から
外を見るような目線がいい。
私もいつかこういう本が書きたいなあ。

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    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
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