放っておいても明日は来る
公開日:
:
最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
「暑さに負けつつ本を売ろうと思い立った」という謎のメールが杉江さんから来た。
web本の雑誌で『放っておいても明日は来る』(自称アルクル)の一部を公開したという。
公開部分は「好きな“場所”を仕事にしてみる/二村聡」からの抜粋。
http://www.webdoku.jp/kanko/200911_askul.html
アスクルは発売から9ヶ月もたっているが、
まだコンスタントに売れている不思議な本で、「もう一回しかけたい」とのこと。
よろしかったらご覧ください。
☆ ☆ ☆
友人の息子さんである中学3年生にインタビューされる。
夏休みの宿題で、なんでもいいから職業2種について、当事者に話をきくのだという。
で、私は「辺境作家」という職業できかれた。
これがまた、えらく賢い子で、私が「取材もそうだけど、原稿を書くのもたいへんだ」と言ったら、「構成とか山場をどこにするとかですか」と冷静に聞き返された。
編集者か、この子は。
「あ、はい、そうです」となぜか丁寧語になった。
しかもこの子は私の顔を見ながら、メモをとっている。
見ないで字を書けるのだ。
新聞記者やライターでは一般的な技術だが、私はついに習得できなかった。
「学校で黒板にたくさん字を書く先生がいるので、こうしないとおいつかないんです」という。
「よく、できるようになったね」と感心したら、
「最初はぐしゃぐしゃになるけど、ずっとやっているとだんだんできるようになります」
この前の映画監督といい、どうしていまどきの中学生はこんなに優秀なのか。
いや、勉強になりました。
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来月マイク・ノック来日するんですね!
楽しみです〜♪
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はじめまして。ゴダと申します。
自分は発売当初にアスクルを読んで、思い切って会社を辞めました。
ずっと高野さんの本と冒険が大好きです。
今は友人と早稲田に住んで(弁天町の交差点のあたり)むさくるしい青春を謳歌しております。
コンゴも応援しています。
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僕の所にも昨年高校一年の少年が取材に来ましたが、
質問の内容のするどいこと!
本業のメディアの人たちが一般読者や視聴者にわかりやすいように
工夫しないといけない厳しい制約がない分(だけではないかもしれませんが)、剛速球ですよね。
たじたじとなりました。
うちの中三は彼女を家に連れてきて家内をたじたじとさせています(笑)。