ペルシア猫を誰も知らない
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様
イランのクルド人監督バフマン・ゴバディの『ペルシア猫を誰も知らない』を渋谷ユーロスペースで見た。
洋楽が原則禁止というイランで、逮捕や拘束にも負けず音楽に人生を賭ける若者たちを描いた
セミ・ドキュメンタリー。
出てくるバンドはハードロック、デスメタル、フォーク、ヒップホップ、ブルースなどさまざまだが、どれも素晴らしい。
自由な国のミュージシャンとは音楽にかける思いがちがうのだろう。
イランは超保守的イスラム国家と思われているが、国民の多くは自由な気風で、
明るく、ユーモアたっぷりだということもわかる。
映画としても最高だ。
映画館を出たとき、「ぴあ」のスタッフにアンケートを求められ、
「100点」と答えておいた。
(一緒に観た妻は「95点」だった)
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私は飛行機でソ連のビートルマニアの映画を見ましたよ。
BBCのTVだったかな?隠れキリシタン的なものを感じました(笑)。