*

奇跡のリンゴ

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様


ブームが過ぎたベストセラーほど、読む気にならない本もない。
でも今は在庫一掃読書。
石川拓治『奇跡のリンゴ』(幻冬舎)を今頃読んだら、
これがまた凄くてたまげる。
以前、宮田珠己部長と対談したとき、「自然の中で暮らし、生きる知恵を身につけることこそ
大人になるってことだよね。でも僕らはできなかったんだよね」と話したのを思い出した。
付け加えると、本書は、著者である石川さんの腕がすばらしくいい。
主人公である木村さんのあまりの凄さに見過ごされがちだと思うが、
実によく取材し、しかも自分の世界観をもっている。
それは他の木村さん関係の本を読むと、よくわかる。

関連記事

no image

骨と沈黙

年に一度のお楽しみ、本の雑誌増刊の「おすすめ文庫王国2009」で 佐藤多佳子が自分の文庫オールタ

記事を読む

no image

タイの黄金のバーミヤン

バンコクから入り、西のラッブリー県というところに行った。 観光客はほぼゼロだが、なぜかバーミヤンみた

記事を読む

no image

ブータンは4月

2月にブータンに行く予定だったが、向こうの事情やこちらの事情などで 4月に延期になった。 それまでゆ

記事を読む

no image

なぜか今、コソボ

突然だが、明日から約2週間、旧ユーゴスラビアのコソボに行くことになった。 といってもコソボだけ

記事を読む

no image

元気が出てしまう(?)自死の本

いわゆる「野暮用」ってやつで、仕事に専念しているわけでもないのにともかく忙しくて ブログを更新でき

記事を読む

no image

また知り合いがノンフィクション賞を受賞!

小説すばる(10月号)に、開高健ノンフィクション賞の発表が載っていた。 それを見て、たまげてしまった

記事を読む

no image

イトコの息子と探検部の後輩

盲目のスーダン人・アブディンの親しい友だちで 外語大のアラビア語学科在籍中にスーダンへ一年間留学した

記事を読む

no image

元アヘン王国・ワ州の今

中国ネットウォッチャーで、ライターでもある安田峰敏君がワ州へ行ってきた。 中国領内でしかるべきコ

記事を読む

no image

新計画?!「イラワジ河(ほぼ)全流下り」

 昨日から今日にかけて、突然新しい探検計画が生まれた。  その名も「イラワジ河ほぼ全流航下紀行」とい

記事を読む

no image

今度はUFO…

「未確認思考物隊」は毎週放映である。 しかも私はレギュラーで、毎回現場レポートに行かねばならない。

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2026年3月
     1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031  
PAGE TOP ↑