*

25年ぶりに天龍源一郎を見た

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

なぜか一足早く忘年会シーズンになり、
連日飲んでいる。
日曜日は先日本屋野宿を行った伊野尾書店の伊野尾さんに誘われて
DDTプロレスを見に後楽園ホールへ、試合後は出版社の営業の人や取り次ぎの人たちと
DDTが経営し、レスラーや練習生が働いている新宿歌舞伎町の居酒屋「エビスコ」で
また飲んでしまった。
生プロレス観戦は十数年ぶりで、インディーの試合にいたっては
生まれて初めてだった。
私が見てきた20世紀メジャーの試合とはかなりノリがちがうし、
知っている選手もいないのでちょっと戸惑ったが、
基本的な動きは意外なほど昔の伝統を踏襲していた。
あと、なんと天龍源一郎が参戦しており、25年ぶりくらいに生の天龍がテーマ曲に乗って
入場してくるのに感動。
でも腰を痛めているのかほとんど動くことができず、歩くのがやっと。
チョップを数発放っただけだった。残念。
残念といえば、DDTの飯伏幸太というスター選手の試合を見ることができなかった。
次回の課題としたい。

関連記事

no image

ふがいない僕は空を見た

窪美澄(くぼ・みすみ)『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)を読む。 最初の「ミクマリ」という短篇で

記事を読む

no image

藤岡弘はキリヤマ隊長か

子供のころ夢中になっていたウルトラセブンを見たくなり、DVDを購入、第5話から第8話まで見たが、あ

記事を読む

no image

ワンの大地震

バンコクで大洪水、そしてトルコ東部のワンでは大地震が発生。 私にとって思い入れが深く、知人友人が何人

記事を読む

no image

危険の意味

『アフリカにょろり旅』(講談社文庫)の著者、青山潤氏(東大特命準教授)と対談。 一年のうち3,4ヶ月

記事を読む

no image

『メモリークエスト』続編決定

二日酔いのまま、笹塚で杉江さんに会って、定例の放談会。 本の雑誌社の女性スタッフが、『メモリークエス

記事を読む

no image

【訂正】岡野雅行『野人伝』

このところ忙しくてブログを書く時間がなかなかとれないが、 岡野雅人 岡野雅行『野人伝』(新潮社)だ

記事を読む

no image

春日部がブータンを支配している

今回、私が一緒に共同調査(?)を行ったブータン国立生物多様性センターの所長は 本人はロンドンとオース

記事を読む

no image

ソウル・ショック!

ソウルより帰国した。 予想以上に驚くことがたくさんあった。 まず、ひじょうに残念な話。 最初の目的で

記事を読む

no image

一度は行って見たい国

渋谷のトルコ料理店で若いユニークな女性2名と飯を食った。 一人は昨年まで大学院でアフリカのエリトリア

記事を読む

no image

ボロボロのデビルマンみたいなやつ

月曜日、ヒストリーチャンネルの取材が終わったあと、 探検部の現役学生3名と飯を食う。 うち二人はニュ

記事を読む

Comment

  1. コシチェイ より:

    AGENT: DoCoMo/2.0 N05A(c100;TB;W24H16)
    小橋が復帰して間もない頃、我が町にノアが来ました。その時初めて生で三沢光晴を見ました。ずいぶんキツそうでした。心ない野次に無言で応えるかのように、激しいファイトを見せてくれたことが忘れられないのです。

  2. H野 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 8.0; Windows NT 5.1; Trident/4.0; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727)
    高野さんこんにちは。
    ちょっと前に見た記事で、いま突然思い出したもので、天龍とも腰痛ともまったく関係がないのですが、こんなの↓はご存知でしたでしょうか?
    http://www.cnn.co.jp/fringe/30000485.html
    いったいどんな人たちが集まってくるんでしょう。
    探す側の方こそよっぽど野人っぽい、特攻野郎Yチーム的なノリになるのでしょうか。
    高野さんが潜入したらきっと面白いことになるんだろうなと、ついついつまらない夢想をしてしまった次第です。

コシチェイ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年3月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    25262728293031
PAGE TOP ↑