*

かたつむり考試院

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

前回のブログに読者の方からのコメントにより、
「三畳記盗作疑惑」の全貌が明らかになったが、まあ、愉快だ。
私の本が韓流ドラマにパクられたというのは笑えるし、
KBSの人の弁明を読むかぎり、盗作というほどではない。
ていうか、その「かたつむり考試院」というドラマをぜひ見てみたい。
「考試」というのは中国語では「試験」の意味。
韓国語でも同じ意味だろう。
てことは、「考試院」は予備校のことか。
かたつむり予備校?
うーん、気になる。
     ☆          ☆          ☆
私がプロデュースしている大野更紗『困ってる人』の評判がすごくいい。
読者からの熱いメッセージがばんばん届いているらしい。
それだけでも驚きだが、大野さんがいつの間にか内澤旬子副部長とメルトモだか
ツイッター友だかになっていたのにもびっくりした。
大野さんが変な読者にツイッター上で攻撃されたとき、内澤さんが代わりに返答し
守ってくれたという。
さすが姉御である。
と思ってたら、昨日、宮田部長と電話でしゃべっていると、
「あ、そうそう、俺、高野さんがプロデュースしている大野更紗さんて言う人と
メル友になってるよ」と言う。
内澤さんとはまったく別ルートで、知り合いになっていた。
なんだか、プロデューサー業をこの二人に乗っ取られそうだが、
考えてみれば、カネは一銭ももらってないし、
あの二人なら乗っ取られるのも悪くないと思う。
第6回「わたし、瀕死です」がUPされている。
http://www.poplarbeech.com/komatteruhito/index.html
この人の「瀕死」は比喩でない。読み応えがあります。

関連記事

no image

天下一とはすでにプロレス

好村兼一『伊藤一刀斎』(上・下、廣済堂出版)読了。 『行くのか武蔵』(角川学芸出版)がよかったので

記事を読む

no image

biiru no aji

Sakenomi ni totte,atsui kuni de naniyorimo nom

記事を読む

no image

愛と追憶の帰国

別にタイトルに深い意味はない。いつものように普通に帰国しただけである。 といっても、今回の旅は

記事を読む

no image

超絶技巧!!

 私は現代アートというものが苦手だ。どうしても「意味」を探さなければならないという強迫観念にさらされ

記事を読む

no image

元アヘン王国・ワ州の今

中国ネットウォッチャーで、ライターでもある安田峰敏君がワ州へ行ってきた。 中国領内でしかるべきコ

記事を読む

no image

別ジャンルで2つ上がる

「本の雑誌」2008年1月号が届いた。 2007年度ベスト10に『怪獣記』が6位にランクイン。 昨

記事を読む

no image

四万十の至福

将来の極秘プロジェクトについて相談するため、 先週末から四日ほど高知・四万十市(中村)に行き、 現

記事を読む

no image

平山夢明、幻の助言

なぜかよくわからないのだが、『世界屠畜紀行』の内澤旬子さんとホラー作家(なのか?)の平山夢明さんと飲

記事を読む

no image

霊感はない、ただ見えるだけ

工藤美代子『もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら』(幽ブックス)という本をもらっていたこ

記事を読む

no image

気仙沼産かじき

土曜日、スーパーに買いだしに行ったら、気仙沼産のかじきの切り身が売っていた。 しかも半額。 買ってき

記事を読む

Comment

  1. NYPD より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; .NET CLR 3.0.4506.2152; .NET CLR 3.5.30729)
    大野更紗さんの発病原因についてですが、以前TVで似たような症状で苦しむ主婦が完治したというのが放送されていたので、もしや、同じ病原ではないかと思い、コメントさせて頂きます。
    更紗さんのブログにコメントをいれても何故か蹴られてしまうので、お手数ですが高野さんの方からお伝えください。
    さて、その発病原因ですが、その主婦の場合、別々の歯医者で治療した銀歯の材質が異なっていた為に、唾液を介して口内でイオン反応を引き起こし
    免疫系統に異常をきたしていたとのことです。よって、更紗さんも、発病前に歯の治療を受けていなかったか確認して頂くようお願いします。

  2. 高野秀行 より:

    AGENT: Mozilla/5.0 (Windows; U; Windows NT 6.0; en-US) AppleWebKit/534.7 (KHTML, like Gecko) Chrome/7.0.517.44 Safari/534.7
    レスが遅れてすみません。
    大野さんには伝えておきました。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年11月
    « 3月    
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
PAGE TOP ↑