*

探検部の仲間、ネパールにて死す

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

早大探検部時代のほぼ同期で、フリーのテレビディレクターをしていた
古賀美岐さんが28日夕方、ロケ先のネパールで亡くなった。
高山病が悪化し、ヘリコプターを呼んだが間に合わなかったという。
古賀さんとは現役時代、洞窟や岩登りに一緒にいったし、
最近でもときどきメールのやり取りをしていた。
辺境が得意でミャンマーにも最近は頻繁に訪れ、
「高野君、今度イラワジ川下りするなら、私に撮らせてくれない?」などとも言っていた。
ネパールにも何度も行っているはずで、だいたい辺境のベテランである彼女がなぜ?と
疑問符はいくつもつく。
まだ何も実感が湧かない。

関連記事

2013年に読んだノンフィクション・ベストテン

毎年恒例となっている「今年読んだ本ベスト10」をやるのをすっかり忘れていた。 今急いでやります。

記事を読む

no image

漁師の作家

 「本の雑誌」9月号が出た。特集は「エンタメ・ノンフの秋」。  これを機に各書店で、エンタメ・ノンフ

記事を読む

9月30日ドキュメント受賞式

朝6時起床。7キロ、ジョギング。 朝飯でついうっかりビールを飲んでしまう。 パソコンがネット

記事を読む

no image

ブックストア談は凄い!

「異国トーキョー漂流記」を大売りだししているユニークな書店「ブックストア談・浜松町店」へ行き、御礼

記事を読む

no image

FUTONと焼酎

事情があって中島京子の作品を読み返しているが、 『FUTON』(講談社文庫)はあらためて素晴らしい

記事を読む

no image

水泳大会&妻帰る

先週は虚ろな日々を過ごしていたが、 日曜日は前々から予定されていた巣鴨での水泳大会。 リレーのメンバ

記事を読む

no image

クンサー死去

 韓国へ行っている間だったため知らなかったが、 「元・麻薬王」ことクンサーが死んだそうだ。  私は

記事を読む

no image

謎の音楽家or神秘思想の徒バウル

ソマリランド本の仕事から解放されてからは、本が思うように読めてとても嬉しい。 先週も面白い本を

記事を読む

no image

ワット・パクナム

成田にあるワット・パクナム別院に行く。 日本にたった一つあるタイ人のお寺だ。 ここでウチザワさんが「

記事を読む

no image

丸善ラゾーナ川崎店は伝説になる

今、丸善ラゾーナ川崎店でものすごいフェアをやっている。 その名も「君は高野秀行を知っているか」。 私

記事を読む

Comment

  1. ななし より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1) ; .NET CLR 1.1.4322)
    古賀美岐さんはネパールのヒマラヤ山中で、日本テレビの環境特別番組
    「温暖化でヒマラヤの氷河湖が決壊の危機にある」という内容の取材を担当していた。
    一行は4月23日にふもとの村を出発し、標高約5000メートルの湖に向かったところが、4月28日、標高3800メートルの町、タンボチェで古賀さんが体調不良を訴えた。
    本隊は先に進み、古賀さんらは治療のため居残ったが、肺などが急激に悪化して死亡した。
    出国前に高地順応トレーニングも積んでいたそうですが……。
    ご冥福をお祈り致します。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇のお知らせ

高野さんより、「デビュー35周年記念・自主サバティカル休暇」のお知らせ

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

→もっと見る

  • 2025年12月
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    293031  
PAGE TOP ↑