気が付けば…

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ついこの前リーグ戦第1節が終わったと思っていたのに、気が付けばすでに第3節も佳境。この週末からはいよいよトーナメントに入ります。早いのなんのって…。今日のブラジル戦がどうなるかはおいといて、強国のサッカーは、やはり目を見張るものがありますね。今回は、大番狂わせがそれほどない代わりに、自分らのサッカーを自信を持って貫いているチームが、順当に勝ち進んでいます。
 僕なんかはまだまだ駆け出しのサッカーフリークなので、詳しい戦術や選手の名前など、わからないことが多いのですが、ピッチ上のあちこちで90分間行われるドラマをイメージすることは、とってもおもしろいと思っています。
 勝った負けただけ、あるいはゴールシーンだけでは、サッカーのよさはわからない。サッカーファンであれば、当然そう思っているでしょう。一番いいのは、一望できるスタジアムに行って、サッカー全体を肌で感じることでしょうが、ワールドカップにもなるとそうもいきませんよね。
 なのでテレビで観戦するんですが、画面で見えないところの選手の動きや、局地戦での攻防をイメージしながら見ると、俄然おもしろくなってきます。テレビは、当然ボールを中心に追っていきますが、ボールを動かしているのは22人の選手です。一瞬一瞬でボールにからむ人数は少なくても、そこに至るまで、あるいはその直後からボールを動かすのも選手です。
 カメラが左サイドのボールを追いかけているときに、右サイドの選手がどういう動きをしているのかを想像してみる。ペナルティーエリア近くの攻防時に、中盤に何人残っているのかを考えてみる。コーナーキックの時に、ゴール前で競っている以外の選手はどこにポジショニングしているのかをイメージしてみる。などなど。
 そうすると「次はあそこのスペースに入れるな」とか「あそこにいるであろうあの選手が、こぼれ球からミドルを打つな」とかが見えてきます。瞬間の積み重ねであるゴールも、たんなる偶然ではなく、決められるべくして決まるということがわかってきます。もちろん、その期待を裏切ってもらうのも快感なんですけどね。
 常にトライアングルを形作るチェコ、ピッチを広く使うオランダ、鉄壁のディフェンスと強力な前線を持つスウェーデン、そして、開催国としての誇りと意地を貫いているドイツ。他の強国ほどスター選手を多く抱えているわけではありませんが、この4国は、それぞれの特徴がはっきりしており、チーム全員が輝いていると思うので僕は好きです。と同時に、心から応援したくなります。当然、自己予想でも上位に食い込ませたりしちゃいますが(^^ゞ。
 そんなこんなで、たかがサッカーとは言え、サッカーは僕にいろんなことを教えてくれます。それは、人の生き方であったり、人との接し方であったり。全く関係ないかもしれないけど音楽の奏で方・作り方であったり。
 大げさかもしれませんが、このデジタル社会において、サッカーは、超アナログな人間そのものを振り返らせてくれると思えてなりません。
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 今日は友人のライブを見に行くんですが、調子こいて飲み過ぎるとブラジル戦を見逃すハメになってしまうので、アルコールはほどほどに、っと…。

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