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9月30日ドキュメント受賞式

公開日: : 最終更新日:2013/10/04 高野秀行の【非】日常模様

2013.10.04chanpion朝6時起床。7キロ、ジョギング。
朝飯でついうっかりビールを飲んでしまう。

パソコンがネットに接続できない状態がつづいており、
スピーチ原稿をプリントアウトできない。
(プリンタとパソコンを無線LANでつないでいるため)
どうにもならないのでワタル社長に来てもらう。
苦しんだ末、不具合の原因を突き止めてくれた。
やっとプリントアウトする。

スーツを着こむ。鏡で見るが、スーツを見慣れてないため、似合ってるのかどうかいまだにさっぱりわからない。
ハンカチがないことに気づき、カメラマンの森に買ってきてと頼む。
講談社が用意してくれたハイヤーに乗って出発。
車の中でスピーチを覚えようとする。

妻が髪をセットしてもらっている恵比寿の美容院ヘアメイクeに立ち寄り、
ついでに私もヒロシさんに軽く髪型を整えてもらう。
「中田ヒデみたいになった」とヒロシさんは言うが、本当だろうか。

つづいて銀座ライオンへ。
受賞式が始まると何も食べられなくなるので、鶏唐揚げなど一気食い。
ついビールも飲んでしまう。
森がハンカチを買って、持ってきてくれる。

自分でネクタイが締められないため、バーニーズ・ニューヨークへ行く。
内澤旬子先生に連れられてここでスーツを買ったのだ。
コンシエルジュの鴨田さんにネクタイを締めてもらう。
鴨田さんは凄腕のスタイリストで、今回は本当にお世話になった。
森まで鴨田さんにネクタイを締め直してもらい、見違えるほどかっこよくなる。

東京會舘到着。
控え室で選考委員の先生方にほんの一言ずつ挨拶し、角幡の隣に案内される。
最近、対談や座談会で角幡とはしょっちゅう会っている。
またか、という感じ。

受賞式はじまる。
「スピーチは一人2分」と言われたため、用意したスピーチは話せず、
てきとうに思いついたことを喋り散らす。それでも長かったらしい。
姪が花束をもって壇上にあがったのにはびっくり。
この子がいちばん目立っていたんじゃないか。

びっくりといえば、式が終わってパーティに移った直後、
宮部みゆきさんが突然現れ、花束をくださった。
二回しか会ったことがないのに、しかも宮部さんは小説のパーティにもほとんど来ないと聞いているのに、
このためにわざわざ来ていただけたとは感激。
「高野さんの本はいつも楽しみにしているんです。特に『メモリークエスト』が好きです」とおっしゃってくれる。

その後、受賞式ではお馴染みの光景だが、受賞者の前に長い列ができる。
私もずっと挨拶と名刺交換。といっても、私が名刺などを預けた編集者が見当たらず、こちらから名刺を渡すことができず。

その合間に、探検部の大先輩である西木正明氏、選考委員の重松清氏と中沢新一氏、それから意外なところでは
関川夏央氏に声をかけていただく。
関川さんが「高野さん、サンスクリット語はできないの?」と言うので、「できません」と答えたら
「な~んだ」とがっかりしたように言われた。
一体なんだったんだろう?

受賞式が終わり、神保町に移動してイタリア・レストラン「オーレオーレ」で二次会。
中に入ると、参加者の人たちがものすごく嬉しそうな顔をしているのに驚く。
みんな、酒だけではない、独特のハイな状態になっているよう。
二十代の頃物心両面でお世話になった沖縄在住の永田さんや辺境ドトールの店長ご夫妻なども
駆けつけてくれた。

本の雑誌社の浜本社長がプロの司会者のような手際のよさと面白さ。
宮田珠己さんやワタル社長などが笑えるスピーチで盛り上げてくれる。
中でも白眉はファン代表で来てくださった「よっしーさん」こと吉松さんがチャンピオンベルトを贈呈してくれたこと。
しかもUMA認定と記されている。人生でいちばん嬉しいプレゼントかもしれない。
(今日、妻がその写真をフェイスブックにアップしたら、友だちが「文芸の賞でチャンピオンベルトをくれるって面白いですね!」
とコメントしていたとか。いや、そんなことはないですって)

そしてクライマックスは杉江さんのスピーチ。
絶対泣くだろうという万人の予想通り、途中で声を詰まらせ、周囲からは「スギエー!」「がんばれ-!」と声がかかり、
杉江さんはますます涙にむせぶという、最高の展開。
わかっていながらも私ももらい泣きしそうになり、杉江さんを抱きしめて、彼の手を高々とあげてしまう。

そして、そして…そのあとはよく覚えていない。
誰かに抱きつかれたり、抱きついたりしたような気もする。
三次会でどこかの店に行ったのは覚えているが、話の内容はまったくわからず。

杉江さんとハイヤーで杉並のうちまで帰り、浦和に帰る杉江さんを見送ったところで
完全に記憶は終わっている。

朝、目覚めたら犬がチャンピオンベルトの匂いをかいでいた。

以上、みなさん、ほんとうにどうもありがとうございました!!

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Comment

  1. SGM より:

    この度は本当におめでとうございます!
    高野さんの本に出会って10年ほどになります、ちょっとうるっとしてしまいました。
    よっしーさん、洒落てるなあ~。
    これからも楽しみにしております。

  2. よっしぃ より:

    高野さん
    みなさん

    いろいろとお褒めの言葉、ありがとうございます。
    FACEBOOKのほうにちょっと書きましたが、
    当初は会場の隅っこで渡されば・・・くらいに思っていましたが
    まさかの会の最初・乾杯前の授与式には
    驚いてしました。

    これから、チャンピオン高野として
    『いつ何時誰の挑戦でも受ける』精神で
    異種格闘技戦も辞さず戦っていっていただきたい!
    新宿・伊勢丹前には注意していただきたい
    でも、時々、過激な若手から
    「高野なら何をやっても許されるのか!」
    と突っ込まれる脱力本も出しながら、
    UMA道に邁進していただきたい、と思っております

  3. Komo より:

    改めておめでとうございます。
    ネクタイきまってるな~と思ったら、スタイリスト
    さんだったんですね。
    次にネクタイを締めるときは、自らの手でお願
    いしますね。
    その画像が見られる日を期待しないで待って
    います。

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    • らしいとか、女優が映画館で前の座席に足を投げ出して観ているんだけど、その足裏が汚いとか、ブラピが銃のホルスターに缶ビールを2本指して屋根のアンテナ修理をするシーンが意味もなくカッコイイとか、夢中で喋ってしまった。二人の結論→「タランティーノは天才」。 ReplyRetweetFavorite
    • 映画監督の友人に電話し「ワンスアポンナタイムインハリウッド(略称ワンハリ)」話で盛り上がる。ブラピがなぜかブルース・リーをカンフーでぶちのめすとか、スティーブ・マックイーンでなくディカプリオが主人公を演じている「大脱走」のシーンとか、ブラピが犬にあげる缶詰がネズミやアライグマの肉 ReplyRetweetFavorite
    • 納豆で言えば、マイルドに熟成された感じ。 ReplyRetweetFavorite
    • 以前のタランティーノ作品特有のインパクトは薄くて、でもいつまでも観ていたいという温泉的気分だった。 ReplyRetweetFavorite
    • タランティーノ監督の新作「ワンスアポンナタイムインハリウッド」を観た。最初の感想は、ブラピカッコいい、ディカプリオおもろい。 ReplyRetweetFavorite
    • このワンコ、私にも熱心に喋ってたなあ。 https://t.co/7P0eqU9oY8 ReplyRetweetFavorite
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