『謎の独立国家ソマリランド』電子書籍版、ついに発売!
公開日:
:
最終更新日:2014/12/04
高野秀行の【非】日常模様
『謎の独立国家ソマリランド』が発売されてから早1年9ヶ月あまり。
ついに満を持して電子書籍版が本日発売となった。
Kindleではこちら。
単行本では520ページもあり、「重くて持ち運べない」「かばんに入らない」「寝そべって読めない」「腕が筋肉痛になった」『満員電車の中でつり革につかまって読んでいたら、落として座っていた人の頭に激突しそうになった」など、苦情を数々いただいてきたが、もうその心配はありません。
それから特に海外在住の方や旅行に持って行きたいという方にオススメです。
私自身、ソマリランドやソマリアに行くとき、今までは苦労して単行本を持って行ったのだが
(自分にとっても参考書となっている)、今後は電子版だけとなり負担が減る。
厚さと重さに怯んでいたみなさん、ぜひお試しくだされ。
関連記事
-
-
異国トーキョー漂流記
先週、中島京子さんより初の生メール(?)をいただいた。 「高野さんの『異国トーキョー漂流記』を朝日
-
-
「アフリカにょろり旅」
今、発売されている「本の雑誌」(雨合羽潜水号)の連載(「高野秀行の辺境読書」)で、こんな本をとりあげ
-
-
天下一とはすでにプロレス
好村兼一『伊藤一刀斎』(上・下、廣済堂出版)読了。 『行くのか武蔵』(角川学芸出版)がよかったので
-
-
ソフィア・ローレンと苔
人生で初めてのことだが、妻と母親と三人で瀬戸内を旅行してきた。 金比羅神社、直島、そして倉敷とい
-
-
濁った水たまりで釣りをする
アブディンから電話がかかってきた。 彼は結局、身重の奥さんと北九州に「疎開」した。 スーダンの実家か
-
-
ヒマラヤのイエティは神戸で飼育されていた!?
最近、さまざまな未知動物について調べているが、 私が知らなかったことがすごくたくさんあり、 驚きの毎
-
-
ハサミ男、驚愕のラスト
前々から気にはなっていたが、読んでいなかった殊能将之『ハサミ男』(講談社文庫)を読んだ。
- PREV :
- マスクマンになりたい
- NEXT :
- ミャンマーの歌と踊りのイベント@上智大学
Comment
エチオピアに来て2年ちょっと経ちます。日本への一時帰国の際、バンコク経由のエチオピア航空を利用していますが、いつもソマリア上空を通過するのを不思議に思っていました。撃ち落とされるのではなかろうかと。同僚に聞いてみると、エチオピア航空のナビゲーションシステムがずれてるから、本当はジプチ上空を飛んでると説明され納得していましたが、この本を読んで
よくわかりました。ソマリランドの上空は実は安全なのですね。ソマリアの状況は隣国エチオピアにいてもよくわかりません。アルシャバーブの支配する危険地帯という認識しかありませんでした。この本は偉大です。ありがとうございました。