*

計算ができないのか?

公開日: : 最終更新日:2012/05/28 高野秀行の【非】日常模様

野々山さんのご指摘で気づいたが、
前回の日記で換算した部数計算がまるっきりまちがっていた。
日本に換算するなら全て3倍だから、
「初版9千部、重版各3千部のトータル1万5千部」
でなければおかしい。
野々山さん、山の中で暮らしているわりには数字に強いんですね。
    ☆        ☆         ☆

ところで、私が行動をともにしていたブラインドサッカーの選手(今回は出場していない人たち)と応援団が一緒に書店を訪れ、みんなして『1.5坪』を購入、その場で勝手にサイン会を行った。
目の見えない人たちがぞろぞろ本を買うんだから
店員の人たちはさぞ驚いたことだろう。
     ☆         ☆         ☆
「YES24」という韓国のネット書店最大手(韓国はネット書店がリアル書店を圧倒しているから、つまり全書店で最大手らしい)がポータルサイトのニュースで私にインタビューした。
出ているのは『1.5坪』なのに、勝手に「エンタメノンフ」について熱く語った。
エンタメノンフ、韓国の読書界に一気に進出だ。
それがもうアップされてる!…と教えてもらったのだが、
なにしろ韓国語がまったく読めないもので…。
http://www.yes24.com/chyes/chyesview.aspx?title=003001&cont=2264
勉強しようかなあ。

関連記事

no image

発売が楽しみ?

『シワ夢』文庫版を出しても、少なくとも女性読者は4人残ってくれることが コメントから判明した。 そ

記事を読む

no image

総選挙近し!!

ようやく来月、総選挙が実施されそうだ。 もっと早くやるべきだったのを与党が自分の都合で引き伸ばしてき

記事を読む

no image

不思議で贅沢な春の晩

以前、コンゴ(旧ザイール)の障害者バンド「スタッフ・ベンダ・ビリリ」を日本に呼び、 そのライブに私

記事を読む

no image

高野本、韓国進出第2弾

『ワセダ三畳青春記』が韓国で出版されて二週間ほど経つ。 「河童団」はどう訳されているのかという疑問は

記事を読む

no image

春日部がブータンを支配している

今回、私が一緒に共同調査(?)を行ったブータン国立生物多様性センターの所長は 本人はロンドンとオース

記事を読む

no image

東武東上線では東武動物公園には行けない!?

「アスクル」はAmazon.comで発売直後から長らく、「3〜6週間待て」と書かれていたが、 ようや

記事を読む

2014年のベスト本はもう決まった!!

昨年、あれだけ「小説がダメだった」とぼやいていたのが天に聞こえたのだろうか。 今年最初に読

記事を読む

no image

アジア未知動物紀行<第3弾>

「小説現代」(講談社)で不定期連載中の「アジア未知動物紀行」。 第1弾はベトナムの猿人フイハイ、そ

記事を読む

no image

枡野浩一の読書道

web本の雑誌で月刊連載されている「作家の読書道」に歌人の枡野浩一が登場。 http://www.w

記事を読む

no image

カレセン

 “カレセン”という言葉を聞いてことがあるだろうか。 「枯れたおじさん好き」という意味で、“デブ専

記事を読む

Comment

  1. NONO より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)
    重箱つっつきますが、
    初版3千部、重版各2千部であれば、計7千部。
    重版が各でなく計ならば5千部でいいのだが。
    ど〜っち〜?
    数字に強いというより、揚げ足取るのが好きなのだ。
    山ん中暮らしはかんけーないわい。
    高野がやめたmixiにやっと入り、高野のことを書きました。

  2. たぬきち より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    初めてコメントです。
    早稲田売れててよかったです。うれしいなあ。
    私も早稲田をドラマ化したい一人です。
    だんなとキャストについて話したりもします。
    勝手に脚本書こう!とかね。
    誰かドラマ化してくれんかのう・・・。
    教室の一角に「高野文庫」を設置し、生徒に布教活動を行っている大分のいとこが、ウモッカ格闘記が手に入らン!とブツクサ言ってました。

  3. 宋庸載 より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0; SLCC1; .NET CLR 2.0.50727; Media Center PC 5.0; .NET CLR 3.0.04506)
    はじめまして。
    高野さんの本は読みました。
    笑いが出て面白くちょっとホロリとする感じが好きです。
    さて、件のページですが、僭越ながらさわりの部分だけ訳してみました。
    私は在日韓国人ですが、最近韓国語を全く使っておらず、違訳もあると思います。
    平にご容赦を。
    高野秀行の奇妙なノンフィクション。
    著者の主張通りならば、8つのノンフィクションと2つのフィクションが合わさった「ワセダ1.5坪青春記」は、전철と同じ人達が沢山の場所から出入りする様子が見る事が出来る。(ちょっと怪しい訳部分です)
    「ククッ キキッ いひひ」というおかしな笑い声のせいで、周りから「え?変な人がいるよ!」という目で見られる確率が、少なくとも99%だ。
    だが、「ワセダ1.5坪青春記」が愉快なだけの青春スケッチではない。
    宮部みゆきはこの作品を読んで・・・(ここは宮部みゆきさんの書評部分が大体なので割愛させていただきます。)
    이야기 에이전시(何かの固有名詞と思います)の活動で韓国を訪問した高野秀行を、파주 출판단지(地名)でお会いした。
    初め 高野秀行のプロフィールを見て彼の作品を読んだ時、こんな変わり者がいるんだろうか?と感じた。
    名門 早稲田大学に入学したのに、学業より探検部の活動に邁進する。
    この探検部もまた面白い。
    いない可能性の高い-一般的な常識を持った人ならいるいないの関心ももたない-怪物やUFO等を探し求める事が彼らの主要目的。
    怪獣を探しアフリカやトルコを遠征したりもするし、麻薬を求めてミャンマーや南米を旅する。
    面白い色に彩られた人生でないはずがない。
    インタビュー部分は高野さん本人が受けられた事なので割愛させていただきました。
    追記
    インタビューも最後まで読みましたがエンタメノフに関しては載ってなかったような・・・

  4. タカノ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1; .NET CLR 1.1.4322)
    宋さん、翻訳どうもありがとうございます。
    だいたいどういう感じかわかりました。
    エンタメノンフは割愛されてしまいましたか…。

  5. 早稲田に住む人は幸せだ より:

    AGENT: Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1; .NET CLR 1.1.4322; .NET CLR 2.0.50727; IEMB3; IEMB3)
    http://www.excite.co.jp/world/korean/web/
    ここで機械翻訳するとなんとなくわかります。

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

no image
イベント&講演会、テレビ・ラジオ出演などのご依頼について

最近、イベントや講演会、文化講座あるいはテレビ・ラジオ出演などの依頼が

ソマリランドの歌姫、来日!

昨年11月に、なんとソマリランド人の女性歌手のCDが日本でリリ

『未来国家ブータン』文庫はちとちがいます

6月23日頃、『未来国家ブータン』が集英社文庫から発売される。

室町クレージージャーニー

昨夜、私が出演したTBS「クレイジージャーニー」では、ソマリ人の極

次のクレイジージャーニーはこの人だ!

世の中には、「すごくユニークで面白いんだけど、いったい何をしている

→もっと見る

    • アクセス数1位! https://t.co/Wwq5pwPi90 ReplyRetweetFavorite
    • RT : 先日、対談させていただいた今井むつみ先生の『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』(秋田嘉美氏と共著、中公新書)が爆発的に売れているらしい。どんな内容なのかは、こちらの対談「ことばは間違いの中から生まれる」をご覧あれ。https://t.c… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 今井むつみ/秋田喜美著『言語の本質』。売り切れ店続出で長らくお待たせしておりましたが、ようやく重版出来分が店頭に並び始めました。あっという間に10万部超え、かつてないほどの反響です! ぜひお近くの書店で手に取ってみてください。 https:/… ReplyRetweetFavorite
    • RT : 7月号では、『語学の天才まで1億光年』(集英社インターナショナル)が話題の高野秀行さんと『ムラブリ』(同上)が初の著書となる伊藤雄馬さんの対談「辺境で見つけた本物の言語力」を掲載。即座に機械が翻訳できる時代に、異国の言葉を身につける意義について語っ… ReplyRetweetFavorite
    • オールカラー、430ページ超えで本体価格3900円によくおさまったものだと思う。それにもびっくり。https://t.co/mz1oPVAFDB https://t.co/9Cm8CjNob8 ReplyRetweetFavorite
    • 文化背景の説明がこれまた充実している。イラク湿地帯で食される「ハルエット(現地ではフレートという発音が一般的)」という蒲の穂でつくったお菓子にしても、ソマリランドのラクダのジャーキー「ムクマド」にしても、私ですら知らなかった歴史や… https://t.co/QAHThgpWJX ReplyRetweetFavorite
    • 最近、献本でいただいた『地球グルメ図鑑 世界のあらゆる場所で食べる美味・珍味』(セシリー・ウォン、ディラン・スラス他著、日本ナショナルジオグラフィック)がすごい。オールカラーで写真やイラストも美しい。イラクやソマリランドで私が食べ… https://t.co/2PmtT29bLM ReplyRetweetFavorite
  • 2024年4月
    « 3月    
    1234567
    891011121314
    15161718192021
    22232425262728
    2930  
PAGE TOP ↑