新しい探検部の部室とゴリラ
公開日:
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最終更新日:2012/05/28
高野秀行の【非】日常模様

第5回目の上映会が早稲田大学の学生会館で行われた。
数年前に建てられたわりと新しい建物だ。
この新しい学生会館建設と同時に、探検部の部室もこちらに移ったと聞いていたが、
行ったことはなかった。
せっかくなので、帰りに寄ってみる。
部屋はもちろん新しいし、ドアの開閉がカード式になっていたりしていたが、
全体的には部屋の大きさや形がそっくりだし、装備や古い資料があふれて臭いし、
ちらかっているし、雰囲気は不思議なほど昔の部室に似ていた。
看板も昔のままだ(写真・下)。
感動したのは、私が第4回目のコンゴ行きのとき、もって帰ってきたゴリラの頭蓋骨でできた呪術道具がそのまま置いてあったこと(写真・上)。
いや〜、懐かしい。
そのまますっとここに戻れそうな自分がちょっとコワイ…。

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Comment
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ゴリラの頭蓋骨!
そんなもの持ってきたんだ。
いいなあ、オレも欲しいなあ。
つーか、ここで公表しちゃうと、マズくねえ?
どうやって通関したんだろう。
ま、隠してだろうけど。
もう時効?
だけど、ワシントン条約なんて、各国の軍艦保有量規制だけで沢山だ。
また、ゴリラやチンパンジー喰いてえなあ。
生きるために「喰う」ことに、ゴリラもクジラも、ブタもウシも、
なんの違いがあるのだろうか?
そのうち「屋久ザル」を持っていきますから、鍋しましょう。
ところで最近、20代の駒大探検部後輩がウチを尋ねてきた。
懐かしいと同時に、今だにオレたち(含、高野氏)バカなんだなあ、
と実感しました。
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野々山さんたちと一緒に行った(つまり「ムベンベを追え」で書いた)遠征のとき、ボア村のヴィクトールに「記念だ」と言って、ヤリの穂先をもらったんですが、成田で「銃刀法違反だ」と没収されたということがありました。
錆びだらけだし、刃もないし、貴重な民族学的財産なのに。
あれが銃刀法違反なら、金物屋で売ってる出刃包丁はどうなるんだ?!
バカなんじゃないか、税関。
えらくムカついて、「絶対リベンジしてやる!」と思い、その次に一人で行ったとき、コンゴ第二の都市ポワント・ノワールの道端でゴロゴロ売っていたゴリラの頭蓋骨を買って、ザックの奥底に隠して旅をつづけ、最後に無事成田の税関を通過。
リベンジ、成功!
でも部室で取り出したら、「よくこんな不気味なものとずっと一緒に寝泊りしてたなー」と呆れられたけど。
屋久ザル、食いたいですね。
脳みそをひさしぶりにほじくりたいです。